いつも疑問に思っています。大きな大学にはあらゆる分野の教授陣がそろっていて、それこそ何でも学ぶことができそうです。ところが入学するときは細かな学部や学科に分かれ、その後も(他学部の講義も取れるとはいえ)学科ごとのカリキュラムに沿って学ぶことになっている。まあ東大みたいに入学後に選ぶところもあるようですが、主流ではありませんね。何だかもったいないと思いませんか? 例えば、物理学と歴史を学ぶ。そういうことはできないんでしょうかね。大学がその気になればできるはずです。だってそれぞれの先生はちゃんといるんですから。
百歩ゆずって、工学と理学。途中でその気になったときに自由に行き来してはいけないんでしょうか。理学は自然界の成り立ちを学び、工学はその応用を学ぶ。そういう違いはあるんでしょうけど、高校生にどちらかを選べというのは酷だと思うんです。だって選ぶ材料なんて何も知らないんですよ。大学に入って半年くらい講義を聴いてからでいいじゃないですか。あるいは両方やる。だってどちらも楽しいに決まっています。
何の役にも立たない回答でごめんなさい。確かに工学部と理学部では基本的なスタンスに違いはあるかもしれません。工学部では社会で使われてなんぼという意識が強いでしょうから、現象を理解することに重点をおく理学部とはかなり雰囲気が異なります。とはいえ、それぞれにスペクトルは広くて重なり合っているので、一概に線を引けるものでもありません。
ついでにもう一つ役に立たないアドバイスを。どちらに行っても、それが好きで学んでいる人が多くいらっしゃいます。やっぱり学問は楽しいんです。飛び込んで本気でやってみればきっと楽しめると思いますよ。キャリアのことはその後のこととして。皆さんはまだ若いんですから、どちらに可能性が広がるかはやってみないとわからない。ぜひ楽しんでください。