昨年、10月から日本語教師養成講座という専門学校に通っていました。
最短半年で終了するのだけれど、私は9か月かかりました。
大学より、40で入った大学院は濃い時間だったと思いました。
大学院より専門学校はさらに、人生を左右する濃密な時間でした。
多文化共生を目指している日本は、
外国人をたくさん受け入れる方針を打ち出していますが、
実際のところ、アフターフォローがあまりにも手薄、無策に等しい状態です。
公立の小学校に通っている外国人子弟が、日本語がわからながゆえに
勉強についていけないというケースが増えてきています。
このままだと、まずい、という危機感があります。
最初は、近所の小学校のアフタースクールでボランティアをして
実際のところはどうなのかを身をもって取材したいと思いました。
そのために、日本語教師のノウハウを知りたいと通い始めたのです。
が、養成講座で学ぶうち、日本語を教えるということ自体がものすごく
面白くなってきました。
今まで、考えたこともないような日本語の由来、使い方、活用の仕方。
それはそれは奥が深いのです。
外国語教授法の変遷も学びました。
何故、英語の勉強に長年時間とお金をかけているのに身につかなかったのか。
なるほど、そういうことか。
ひたすら、訳す文法訳読法、ひたすらプラクティスのオーディオリンガルでは
ダメだったのだ。
その反省から生まれた昨今の教授法。
IT化で、さらにインプットよりもアウトプット中心の授業になっていく時代。
(専門用語をうまく平易な言葉にできないというのは、
まだ私自身がぎくしゃくしている新米教師だからであります。失礼しました。)
とまあ、最初の志は大事にしつつも、まずは、日本語教師として
一人前になりたい!という気持ちが強くなりました。
そこで、養成講座の母体となる日本語学校に就職したのでした。
履歴書を書いて、面接を受けて、というのは本当に久しぶりのこと。
合格の知らせに心躍ったりなんかしました。
(いや、実際のところ、日本語教師は不足しているので修了生は希望すれば
教師になるのですが)
日本語教師の教案は、全部、自分で作ります。
その教案づくりを半年かけてじっくりと学んだのです。
マニュアルというものはなく、セオリーがあるだけ。
たとえば、今日の学習項目は「~なければならない」
というテーマが与えられます。
これに対して、導入、リピート、変形練習、Q&A、会話練習、会話練習などの
メニューを組み立て、例文や中身を考えます。
必要な絵カードや文字カード、あるいはパワーポイントを作成します。
フリーで使える絵ではぴんとこないことが多く、自分で絵もかきます。
45分の授業の教案を考えるのに、最初は50時間ぐらい悩みました。
グループでディスカッションをして、練習して、教案をみてもらって、
また、修正して、練習して。
与えられた課題を実習の場でやってみるのに、仲間と切磋琢磨したいい時間でした。
養成講座には、地方から出てきて、東京で頑張るぞっていう若者もいれば、
長年の会社員勤務を引退して、第2の人生のスタートに入ってくる人もいる。
育児に手の離れた主婦もいれば、JICAで国際協力の仕事を
目指している青年もいる。シニアボランティアで海外の活動をしたいと
思っている人もいる。思いは様々。どの志もキラキラしていた。
また、養成講座の先生がプロフェッショナルで、感動したのだ。
とにかく、一コマ90分の授業に大事なエッセンスがぎっしりと詰まっていて
飽きさせることはない。
また、外国人に向き合う姿勢が、いい。
「マイノリティにこそ、目を配って大事にすること」
「教師が教えるというのではなく、学生が主体。学生から引き出す」
とまあ、一言ではあらわせないとても刺激的な毎日で、
齢50を前に、もう一度、違う仕事を一からはじめるというのも
面白いなあと思ったのでした。
この年齢で、まだ自分に発展可能性があるというのに気づいたことは
幸せだと思う。
日本語はそれなりに、これまでも仕事として向き合った時間も多いし、
わかりやすく、楽しく伝えるというのは、テレビの基本だし、
おそらく、これまでのキャリアも生かせる仕事かなと思ったりもする。
ただしー、非常勤講師というのは、実に、薄給です。
準備の時間が膨大なので、仕事としてみたらおすすめはできません。
すでに生活の基盤がしっかりしている方にはいいと思います。
専任講師になれば、生活はしっかりと保障され、家族も養えます。
私は、他に仕事もあるので非常勤講師です。
7月から3か月間は、45分を8コマ担当します。
ドキドキ。ワクワク。
大変だから、楽しい。人と関わる仕事ができるの、嬉しいな^^
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こんにちは!通りすがりですが…
バイナリーは相場分析で勝てる!@こいけん
2017-10-20 14:36:32
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