事務所に着いた颯といろはは、事務所へと足を踏みいれた。
「すげぇ緊張するな」
「そうでござるか?先輩たちもYAGOOも優しいから大丈夫だと思うでござるよ?」
?なんか角が見えた気がする。
「おぉ!侍じゃーん!早速旦那さんとイチャイチャしてるのを自慢しに来たんですかー?(ニヤニヤ)」
「ああ!ラプ殿!恥ずかしいからやめろでござる!///」
あ、いろはちゃんが顔真っ赤にして湯気出して走って逃げた。
「なんで知ってるんだ?」
「なんでって、そりゃしんじんがLINEのグループで言ってたからだろ」
「それは助かるな、会う人みんなに説明するのは面倒だって思ってたから」
「それで?なんでお前と侍が事務所に来たんだ?」
「あ!YAGOOに挨拶をしに行こうと思ったのに!」
「YAGOOなら社長室にいると思うぞ多分」
「ありがとう!助かった!じゃあな!」
「侍を幸せにしてやれよ!」
「もちろんだ!」
颯が去った後にラプラスは1人呟いた。
「何がもちろんだ、」
「いろはちゃんはどこにいったんだ?」
事務所の中は結構広く、なかなか見つけることができなかった。
「・・・・・いろはちゃーん?」
曲がり角から声が聞こえる。
「いろはちゃん結婚するんだってー?」
「あ!こよちゃん!そうでござるよ!」
「じゃあこよがいろんなコト教えてあげようかー?」
「いろんなことって何でござるか?あ!颯くん!」
「いろはちゃんここにいたんだ」
「あーあ旦那さんに見つかっちゃった。またね!いろはちゃん!」
「またねでござる!」
「そろそろYAGOOのところに挨拶に行こうよ」
「そうでござるな!で、ここは事務所のどこでござるか?風真迷子になっちゃったでござる!」
「あ、やっべ俺もどうやって来たのか覚えてないや」
そうして2人して仲良く迷子になった。
数時間後
「やっと社長室の前についたぁ」
「疲れたでござる。まさか事務所で2人して迷子になるなんて、、、、」
「ごめんなさい」
「いや、これは風真が悪いでござる
「もうどっちも悪くないってことにしよう」
「そうでござるな、それが一番平和でござる」
コンコン
「どうぞ」
扉の奥から声がした。
「失礼します」
「失礼しますでござる」
「キミが黒木颯くんだね?」
「はい風真いろはさんと結婚することになりました。今回はその挨拶に来ました」
「そんなに固くならないで大丈夫ですよ、いろはさんを幸せにしてあげてくださいね」
「はい!もちろんです!」
「いやー、YAGOOが思ったより優しくて良かったー」
「そうでござる!YAGOOは優しいんでござるよ!」
「今日は遅くなったしもう家に帰ってから明日役所に行こうか!」
「そうしようでござるな!」