2024.02.23
# アントニオ猪木 # プロレス

「異色の対決」はなぜ実現したのか…?猪木の愛弟子・藤原喜明が語った「TOBE滝沢秀明vs.アントニオ猪木」の真相

週刊現代 プロフィール

「ホントにやったら殺しちまう」

内容はあんまり覚えてないけど、猪木さんが素人のアイドルとやるのに、一方的にやっつけてもしょうがないだろ。ホントにやったら殺しちまう。でも、猪木さんがわざと寝転ぶわけにもいかないし、それじゃあ面白くない。アイドルにケガさせちゃいけないし、でも、ケガしないように優しくやったって意味がない。だからレフェリーだけどプロレスラーである俺が手助けして、1対2の状況になるっていうのがいい落とし所なんだよ。

 

でも、俺と同じことを今のヤツじゃできねえだろうな。猪木さんが「藤原だったら、打ち合わせなんかしなくてもうまくやってくれる」と信頼してくれてなきゃ、「好きにやってくれ」なんて言われないしね。俺も猪木さんの考えを感じ取って、ああいうことをやったわけだから。まあ、あれは楽しかったよな。

その後07年に、猪木はプロレス復興を掲げて新団体IGF(イノキ・ゲノム・フェデレーション)を立ち上げた。その頃にプライベートでも交流が深かった藤原は、猪木が愛弟子に見せた意外な姿も明かしている。

後編『「同じ病院で包茎手術を受けた仲だからね」六本木で毎日朝まで飲んだ…愛弟子が明かす猪木の素顔』に続く…

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