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正義の暴走について(榊正宗)

こんにちは、榊正宗です。今日は「正義の暴走」というテーマについて、具体的な例とその背景に焦点を当てて考えてみたいと思います。

正義感が暴走する理由は、しばしば個人や集団の感情が極端になり、誤った方向に導かれることにあります。人間の感情は強力で、特に正義に関するものは、他者に対して強い行動を引き起こすことがあります。例えば、個人が自分の考える「正義」を信じるあまり、他人の視点や状況の全体像を無視してしまうことがあります。

また、集団内での思考の共鳴やエスカレーションも影響を及ぼします。人々が集まり、特定の考えや信念について話し合うと、その考えが強化され、時には極端な方向へと進むことがあります。

この正義の暴走の具体的な例として、中核派などの新左翼組織が起こした事件が挙げられます。革命的共産主義者同盟全国委員会、通称中核派は、日本の新左翼党派の一つで、「反帝国主義・反スターリン主義」「プロレタリア」「世界革命」を掲げていましたが、その実現の過程で暴力やテロ行為へとエスカレートしました。

中核派と革マル派の間の抗争は、両派の間で生じた摩擦から始まり、1970年に起きた東京教育大学生リンチ殺人事件は、この対立のエスカレートの一例です。この事件では、中核派の法政大学生ら23人が逮捕され、中核派全学連委員長を含む4人が暴力行為等処罰法違反の容疑で逮捕されました。

このように、理想を掲げた運動が暴走し、暴力やテロへと変質してしまう可能性があることを、歴史は教えています。

これらの事例を通じて、正義の名の下に行われる行動が、実際には不正義を生み出す皮肉な結果に終わることがあることを理解することが重要です。

個人の感情が極端になったり、集団内でのエスカレーションが起こったり、過去の経験に基づく怒りや不満がある場合に、正義感が暴走しやすいということを忘れてはなりません。


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星海綺星
法的には「正義は暴走する、それぞれ、反正義」であれ、そのような正義に基づく行動となります、だから「反正義それぞれ」という正義を掲げる集団が、矛盾から間違いを起こします。記載の団体はもちろん正義を叫んではいません、やはりプロレタリアなど今と同じ「反正義それぞれ」で特定だったのです。正義は規範ですから平等な尺度です。

未だに反正義という正義を掲げている、これが理解できない人たちがいて、やはり正義を叫べないことが問題の引き金になっているのです。

正義であるかを問えることについて、また正義と言えるかが重要で大前提。それこそ実は誰が正義を叫べたのでしょう。洗脳では?この記事のようにプロレタリア、反正義で不正義を正す、正義の暴走と同じ観念、スターリンだって正義だの叫んだわけじゃないのに。

仲間を守る闘争くらいでしょう、事案で適切にしないと誤解になります。中核派弁護士の高島章も「反正義、それぞれ」で、団体の性質は分かるでしょう。
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東北ずん子企画原作(近藤やるお名義でニコニコ動画に東北ずん子、最古の動画を投稿)。作家、映像作家、キャラクター企画、ゲームディレクターとして多方面で活動する榊正宗の公式noteです。 https://masamunesakaki.com/ 榊正宗 Official site
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