Kyoko Shimbun 2024.02.22 News

次の首相、1位は「ネコ」 9割超える支持 世論調査 これは嘘ニュースです

次の首相にふさわしい動物は…
 虚構新聞社が22日に実施した世論調査で、「次の首相にふさわしい動物」を選ぶ質問をした。ネコが92%で最も多く、以下イヌが3%、イルカが2%と続いた。現職のヒトを支持する意見は1%に満たなかった。

 昨年12月に行った調査でも、ネコが84%でトップだったが、さらに8ポイント上昇した。ネコを選ぶ理由については「他人に左右されずにわがままを貫く、強いリーダーシップが期待できる」が大半を占めた。「ネコなら失敗しても許せる」という意見も多く、近年ヘルメットをかぶったネコが建設現場で無謀な作業に従事する光景が増えた影響をうかがわせた。

 2位以下はイヌ、イルカ、サルと続いた。いずれも知能の高い動物が選ばれており、選んだ人の大半が「ヒトより賢そうだから」を理由に挙げた。現職の「ヒト」を挙げた人は5位の0.2%で、前回調査の5%から大きく順位を下げ、これまでの調査で最低を記録した。

 ヒトへの期待が急落したことについて、政治評論家の坂本義太夫さんは「生成AIの登場によって、長年ヒトが誇ってきた高い知能にかげりが見えていたことに加え、政治家の汚職が相次いだことで『知能だけでなく品性さえもヒトの方が劣っている』という認識に拍車がかかったのではないか」と分析する。

 首相の選出について、現行憲法は「内閣総理大臣は、国会議員の中から国会の議決で、これを指名する」と明記しているが、ヒト以外の動物の指名を禁じていない。日本人は増税や負担増といった理不尽への耐性が強いため、「ネコ首相」の理不尽も快く受け入れられる潜在的な素質がありそうだ。

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