白河博士に聞いてみよう!
魔装機神(含む武闘機甲士グランゾン、EX)まめちしき。出演はミオ、シュウ。
ミオ「やっほー、みんなはDS版は何周したのかな?もうアハマドさんにおこづかいもらえた?ミオちゃんの「なーんちゃってレゾナンスクエイク(激バカ的に読んでね★)」ネタも堪能してくれたかな?今日はねえ、『LOE』にはあんまり出番がなかった白河博士に、いろいろ質問しちゃおうって企画だよ。それでは白河博士、どぞー。」
シュウ「私はむしろ『EX』での出番が多いですからね。なぜこんなところに呼ばれたのか良くわかりませんが、今日はヒマですからまあいいでしょう。お手柔らかに。」
ミオ「さっそくなんですけど、なんであたしのファミリア、猿と河童と豚に変わっちゃったんでしょう。あたしカモノハシ好きなのに!」
シュウ「いきなり何を聞くかと思えば、知りませんよそんなこと。あなたのファミリアに関することを、あなたが知らないのに私が知ってるわけないでしょう。だいたいが彼ら、本物のカモノハシとは似ても似ついてませんよ。」
ミオ「えぇー。いつもみたいに「造作もないことです」とかグランゾンの力をもってして答えてくれるんじゃないんですかあ。」
シュウ「語尾で女子高生を強調するのはおよしなさい。私にも守備範囲外はありますよ。しかしまあ、著作権がどうのとは昔から言ってましたからね。古い作品のキャラクターであれば引っかからないということではないでしょうか。」
ミオ「ド○フってそんな古くないでしょ?」
シュウ「原作版のほうですよ。いまどきの若い者にはドリ○も古いでしょうがね。」
ミオ「古ければいいならイヌサルキジってセンもあったんじゃないかと思うんですけど。」
シュウ「それだと、あなたを師匠と呼ばないんじゃないでしょうか。」
ミオ「なるほどー。でもちょっと残念。カモノハシってタマゴ産むのに、産む前に出番が終わっちゃったのよねえ。」
シュウ「ファミリアがタマゴを産むかどうかは知りませんが、あの三匹、全員オスではありませんでしたか。」
ミオ「……あ。」
シュウ「オスにタマゴは産めませんよ。」
ミオ「気がつかなかった。」
シュウ「……次、いってみましょう、次。」
ミオ「お、おいっすう。次の質問です。ビアン=ゾルダークってどんな人なの?」
シュウ「またずいぶん懐かしい話ですね。色々後付けで設定が加わったようですがDC総帥ですよ、あなたもそのくらいは知っているでしょう。」
ミオ「そういうんじゃなくて、趣味とか性格とかプライベートなエピソードとかを聞きたいんじゃ?」
シュウ「ロボットオタクで時代劇オタクで日本かぶれの変なガイジンですね。それが嵩じてヴァルシオンやヴァルシオーネを造ってしまったのですから、オタクもここに極まれりと申しましょうか。」
ミオ「うわー、言いすぎ。ていうかそれを言うなら白河博士も日本かぶれのヘンなガイジンだよね?」
シュウ「私はそもそも半分日本人ですから、ガイジンでもかぶれているのでもありませんよ。そうですねえ、一度ゾルダーク家で夕食をいただいた時などは、テレビで時代劇を見ながら焼き魚に味噌汁といった献立てでした。もっとも、その日は同じ時間帯の裏番組がロボットアニメで、どちらを見るかとリューネともめていましたが。完璧にインドア派です。自宅の地下にリューネ用のジムがあって運動はそこでしていたようですし、常から忙しい人ですから、プライベートでは外にはあまり出なかったのでは。ジムにいても見られるようにと、そこにもテレビがあったんですよ。それはもうジムの棚にずらりと、その手のビデオが。」
ミオ「うわー、それは言われても仕方ないわ。」
シュウ「しかし、野心も実力もある人でしたよ。あれだけのことを構想して実行に移したのですからね。あの実行力こそが、あの人の本領ではないでしょうか。ヴァルシオーネにしても、まさか本当に造るとは思ってませんでしたからねえ。普通やりませんよねえ。」
ミオ「そ、それは同意するわー。えーではビアン総帥は実行力のありすぎる人でした、ということでー。次の質問はねー、セニアとモニカとテリウスはほぼ同い年ですが、その年アルザールさんに何かあったんですか。うん、確かにやりすぎ?」
シュウ「下品な言い回しはおやめなさい。あったでしょう、ラ・ギアスに魔神が現れ世界の崩壊を引き起こすという予言が。つまりはラングラン王家の存続も危ういと予言されたということです。直系の王族を一人でも増やしておきたいというのが皆の意見の一致するところでした。それも、できるだけ魔力の高い子に生まれてもらわねば困るというので、魔力的にはいささか劣る正室セローヌに加え、ノーランザ家から出自を隠させてまで側室を取ったのです。それがテリウスの母ナタリアです。おかげでテリウスの魔力はたいしたものですよ。アルザール王は王としての責務を果たしただけでしょう。」
ミオ「あの軟弱王子さん、そんなすごいんだ、知らなかった。たしか魔力がないと「調和の結界」が維持できないから王様にはなれないんだよね。なんかラングランの王様って大変。」
シュウ「お飾りの君主とはわけが違いますからね。フェイルもあの性格がなければもう少し見込みがあったのですが。」
ミオ「フェイルロード殿下?どの性格?」
シュウ「惚れっぽいといいますか、手が早すぎます。」
ミオ「へ、それって問題なの?子孫いっぱい残さなきゃならないんだったら、じゃんじゃんやっちゃったほうがよくない?」
シュウ「だから、言いようが下品ですよ。このあたりは二律背反なのですが、そうですねえ。例えばボクシングの選手は、試合前は絶対禁欲を言い渡されるでしょう。それと同じで、あまり色事にかまけすぎると魔力は発揮できない傾向がありましてね。ただでさえ王族としては強くはない魔力でそれでは、結果はおのずと知れるというものです。」
ミオ「そーなんだー。ていうかフェイル殿下がそーゆー人だったとは。んにゃ、でも確かにカッコイイし、なんたって王子様だし、モテモテだったっけ。あれでなんにもなかったら、それはそれで気味悪いかも。」
シュウ「そういった事は強制して直るようなものでも直すようなものでもないでしょう。才能と言ってはおかしいかも知れませんが、フェイルには魔力はなくてもそちらの才能があったということです。ラ・ギアスにボクシングはありませんしね。」
ミオ「そういえばマサキがボクシング強かったっけ。あー。」
シュウ「おや。わかりましたか。」
ミオ「何か色々、わかっちゃったような気が……ここはアダルト禁止だから大きな声では言わないけど、これはウェンディさん、マサキと結婚はやっぱりムリ?」
シュウ「ウェンディも似たようなものでしょう。私の母のことなど忘れて結婚でもしていれば、今頃サイバスターは存在しなかったのではないですか。」
ミオ「あ、次の質問がね、ウェンディさんとは古いお知り合いなんですか、なの。これあたしも聞きたい。」
シュウ「ウェンディは母のところへよく遊びに来たものです。私は幼かったですしそれほど親しくはなかったのですが、時々は私とも錬金学の話などしましたよ。今はすっかり疎遠になりましたが。ウェンディも魔装機の開発に専心するようになってからは多忙を極めていたようですし。母はずっと地上へ帰りたがっていましたから、ウェンディが約束したらしいのです。いつか錬金学を究めて、いつでも地上と行き来できるようにしますから、と。実際、ウェンディは努力しましたよ。その結果がサイバスターです。」
ミオ「はい、質問!サイバスターの地上と行き来できる機能って、ウェンディさんが白河博士のお母さんのために造ってあげたってこと?じゃ、本当はサイバスターに乗るのはマサキじゃなかったはずなの?」
シュウ「もはや母がサイバスターに乗るのは無理なことはウェンディも理解しています。ですが彼女なりの思い入れもあるでしょうし、せめて誰かふさわしい人を、とは思っていたようですね。」
ミオ「はあ、マサキどっちに転んでもすっごい責任重大じゃない。どうすんのかしら。」
シュウ「まあ、サイバスターが認めたのですから、マサキの他にサイバスターの操者たる者はいませんよ。今はね。」
ミオ「そういえば、白河博士は昔、サフィーネ使ってサイバスターを奪わせようとしたことがあるってセニアが言ってたっけ。まさかまだ……」
シュウ「無理に奪っていってもサイバスターは私を操者と認めないでしょう。それに、私にはグランゾンがありますからね。」
ミオ「グランゾンの力をもってすれば?」
シュウ「中略・造作もないことですよ。」
ミオ「と決め台詞が出たところで、白河博士にいろいろ聞いちゃおう質問コーナー、お開きにしたいと思います!お相手は永遠の女子高生、貴家澪ちゃんと」
シュウ「何をやっても造作もない白河愁でした。」
ミオ「シュウさんけっこうノリノリじゃない。今度あたしの相方やってみない?あれ?もういないから!はや!」
シュウ「……(穏行の術を使っただけでまだいるが、面倒なのでそのまま去るのだった。)」
ミオ「それでは皆さん、白河博士のなんでも質問コーナーで、また来週お会いしましょー。」
シュウ「(いや来週はないですから……)」
了
初心者さんにあんまり優しくないサイトな気がするので、たまには新規さん向け。ゲーム内だけから読み取るには難しいけど昔ながらの方には常識かなと思えることをまとめて書いてみた。*訂正。「舞踏貴公子」グランゾンて覚えりゃいいんじゃんと思ってながら誤字。何年たっても誤字脱字多いの直りません。紙の本作ってた時も何訂もしたのに最後まで間違ってたしなー。