エゴイストがいく実力至上主義の教室   作:エビデンス海老天むす

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自分に至らない部分が多く、多くの方に意見をもらったりしてこの作品が成り立っているので、ご意見あったら教えていただけると嬉しいです。


無人島試験2

「潔世一!?」

 

「手を組むだ?CクラスとDクラスがか?」

 

俺はあっという間にCクラスの連中に囲まれたがお得意の暴力は振れない。振ればクラスは失格、プライベートポイントは没収と、普段の学校生活よりも厳しいデメリットがある。

 

「ああ、いい作戦があるんだろ?教えてくれよ。」

 

「……龍園さん。どうしますか?」

 

「いいだろう。本当はAクラスに仕掛けたかったがな、鴨がネギ背負ってきたんだ。Dクラスに仕掛けてやるよ。」

 

龍園は俺を囲んでいた奴らを退かせ俺の前に来た。

 

「俺たちCクラスはこの試験、全員でリタイヤする。ポイントはマイナス以下にはならないらしいからな。無駄にサバイバルするよりも1日でも多く船上バカンスを楽しんだ方がマシだ。」

 

「?お前らほんとにAクラスに上がる気あるのか?」

 

「まだ話は終わってねぇよ。俺たちCクラスから、お前たちに200ポイント分の融資をする。だが、お前らDクラスはその代わり、卒業まで毎月1人2万ポイントを俺に渡す事が条件だ。

さらに、他クラスのリーダーを探すためにスパイを送り込む。そいつらには俺に反抗したっていう演技をしてもらえば、BクラスやDクラスには同情をもらえるだろう。

それが今回俺がAクラスに出そうとした提案。葛城は今、坂柳とクラスの覇権争いをしている。だが、今回坂柳は不参加。一気にクラスの覇権を取るチャンス。食いつかないわけが無い。どうだ?いい提案だろ?」

 

なるほど、一見すぐに200クラスポイントが手に入るがその分は龍園に握られながら暮らすってわけか……

と言うか、坂柳さんってそんなにすごい人だったのか……知らなかった。

 

「じゃあ、その提案受けてやるよ。」

 

「お前、ほんとに言ってんのか?」

 

「もちろん、そのままってわけじゃねぇ。この試験においてCクラスとDクラスが獲得したクラスポイントの合計が合わせて250ポイントを超えなければ卒業までのプライベートポイントの融資はなしだ。」

 

「おいおい、俺が欲しいのはプライベートポイントの方だ。お前らが足引っ張って台無しにされたら溜まったもんじゃねぇぞ。」

 

「わかった。2クラス合わせて250ポイントを超えなかった場合、俺がお前に160万ポイントを即日で渡す。ってのならどうだ?」

 

「………」

 

「龍園、俺はお前の作戦の全容を聞かずにその作戦に乗ってるんだ。他にお前がどんな作戦を取るのか知らないけど、少なくともこの作戦が上手くいけばお前は毎月、80万ポイント。負けてもその2ヶ月分のポイントが手には入る。どうだ?」

 

龍園は一瞬だけ考え、すぐに答えは返ってきた

 

「いいだろう。だがこちらも保険をかけるだけかけさせてもらう。この作戦が失敗した時、お前の払うプライベートポイントは300万ポイントだ。」

 

300万ポイント……せっかく南雲先輩達から大金を勝ち取ったのに全部無くなるな。

 

「ああ、分かった。」

 

「すぐ近くに担任がいる。契約書を書きに行こうぜ」

 

 

その後、お互いの協力事項を確認し契約書が出来上がった。

 

 

①CクラスはDクラスに対し、200ポイント相当の物資を購入して譲渡する。尚、購入する物資はDクラスが決める。

 

②また、両クラスははAクラスとBクラスのリーダーを探り、得た情報を全て共有しなければならない。

 

③試験終了後、両クラスポイントの獲得したポイントが250ポイント以上ならばDクラスは龍園翔に対して一人当たり毎月2万プライベートポイントを支払う。本契約は本校の卒業まで継続する。

 

④試験終了後、両クラスの獲得したポイントが250ポイント以下だった場合、潔世一は龍園翔に対して300万プライベートポイントを譲渡する。

 

⑤下記に署名した者は、本契約内容に同意したものとする。

 

 

俺と龍園は契約書にサインをした。

 

「お互い、協力し会おうぜ」

 

「ああ、Bクラスのリーダーはこっちで探る。さっき言った作戦でな。」

 

「俺らはAクラスか……」

 

「葛城の奴は安定した択を取るだろう。俺のスパイ作戦でも上手くはいかねぇぞ?」

 

「……なにか糸口があればいいんだかな…どうにかして7日間で掴んでやるさ。そうだ、さっきお前が言ってたことなんだけどよ…………

 

 

 

 

「なるほどな、いいぜ。そのくらいなら教えてやるよ。」

 

「あと……」

 

 

俺たちはその後各クラスに戻って行った。

 

「あ、潔くんだ。おかえり〜」

 

俺を一番に見つけたのは軽井沢さんだった。

 

「クラスのみんなを集めて欲しい。この島の現状を伝えたいんだ。」

 

クラスの全員を集めて俺を中心に座る。なんかちょっと恥ずかしいな…

 

「まず、各クラスの居場所だけど、海岸に2クラス、そして洞窟の中に1クラス、そして山の中に1クラスという形になっているんだ。C、Bクラスは海岸に、そしてAクラスが洞窟の中にそれぞれ拠点を構えている。さらにAクラス近くのスポットは全て占領されていたからその辺りには十分注意した方がいい。と、思う。」

 

「なるほど……じゃあ、そっち方面のスポットはすでに占領されていているから不用意に行かない方がいいね。」

 

「あと、Cクラスと協力関係を結ぶ事ができたんだ。」

 

俺がそう言うとクラスがざわめき出す。

 

「みんな、聞いてくれて。Cクラスはこの試験を放棄するそうだ。そこで余ったポイントをこっちに渡してくれることになった。およそ200ポイント分。ポイントを直接渡すことは出来ないから物資を直接渡してくれることになるんだ。今からみんなで最低限欲しいものを挙げよう。」

 

それからみんなで話し合い、200ポイント使うものを決める事ができた。

 

「確かに欲しいものは色々あるけど…とりあえずなにか買うときはクラスの3分の2の了承を得てからにしよう。」

 

「平田。その事なんだが、勝手にポイントを使ったり、クラス蓄えてる物を無断で使ったりしたらペナルティを付けようと思う。俺たちDクラスは1ポイントでも多くクラスポイントが欲しいんだ。そのポイントを軽々しく使ったり、ポイントで買った物を勝手に使わないように厳しいペナルティを付けたい。」

 

「………分かった。そうしよう…」

 

気づけば午後の3時を回っており、食糧を探しておかなければならない。

 

「あ、潔くん!リーダーについてなんだけど、潔くんがやってくれないか?」

 

「俺はパスだ。俺は今回の試験、他クラスのリーダーを積極的に見つけに行くつもりだから。クラスのことは頼んだぞ、平田。」

 

「ああ、必ず乗り切ろう。」

 

その後、なんとか一日目を乗り切り、眠りについた。




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