エゴイストがいく実力至上主義の教室 作:エビデンス海老天むす
目標順位も到達!TOP1000!
えー、大変本文が長くなってしまって申し訳ありません。
ごゆっくり読んでいただければと思います。
3500文字も書いたなんて信じられねぇ……
※よう実原作とは違うお話になってきます。苦手な方は飛ばしていただいて結構です。よろしくお願いします。
「よし、もうすぐでインターハイの予選が始まる。事前に説明している通り、我々は東京都二次予選からの参加となる。相手は強豪揃いだが、潔を中心とした新戦力がいれば大丈夫だ。以上。」
インターハイ予選が近づいてきたチームははやる気に満ち溢れている。もちろん俺も。ユニフォームを貰っているのだから、もちろん全国へ向けて練習を頑張るぞ。
「あ、そうだ。一年生に話しておくことがある。こっちに集合。」
話しておくことってなんだ?
監督と共に俺たちはベンチに集まっていた。あたりは緊張に包まれていた。
「……そんな堅苦しい雰囲気出すなよ…。やりづらいだろ……」
監督の一言で笑いが起こる。ここの監督はとても親しみやすく、いつも俺たちを笑わせてくれる。話しやすい雰囲気だし俺の思いついた作戦や練習プランを前向きに組み込んでくれる。指導力もホンモノでとてもいい指導者だ。
「まぁ、なんだ。とりあえず、この部活のインターハイのシステムについて説明しておきたい。うちは元からシードをもらっているがシードをもらえる条件について説明しておく。まずうちが2次シードを貰えているのは去年のインターハイ、予選を勝ち上がり優勝をしたことにある。」
へぇーっていうことは全国に行ったのか……
「だがみんな知っているとおり、この学校の規約により、全国大会には出場できない。」
「は?」
え?は?全国に行けない?
「え?監督!どういう事ですか!」
「?潔、知らなかったのか?サッカーのインターハイ全国予選が開催される徳島県には学校の規約により、俺たちは行くことが出来ないんだよ。そもそも、大会の予選に行くために東京都内に行くことも特例中の特例なのに東京都の外、それも徳島県なんて学校の許可が降りるわけないからな。俺たちサッカー部だけじゃ無い、この学校の全ての部活がインターハイは予選のみ戦っている。その予選の結果に応じでシードがもらえるというわけだ。」
……どう頑張っても全国には行けないのかよ……
だが、この恵まれた環境で練習できるなら……はぁ……
それからの練習は何かと気分が上がらなかった。もちろん手を抜いているわけじゃないけど……
「ってことがあってさ……」
『なるほどな、ココ最近お前の元気がないのはそう言うわけだったのか。』
数日後…俺は寮の部屋で綾小路と電話で話していた。
『この学校に来た以上、その点は受け入れて行くべきじゃないか?それにもしかしたら大会の成績によってポイントがもらえる可能性もある。』
「ポイント……ポイントかぁ」
俺はスマホを開き、ポイント残高を確認すると…
72万ポイントと表示されていた。思ってみればここ最近ポイントの使いすぎである。まずは綾小路の手に入れた過去問、テスト後からの須藤の監視、事故で壊した佐倉のカメラ代…これからクラスの争いが激化して行く中でどんどんポイントは欲しくなると考えるとポイントは稼げる時に稼いでおくべきだな………
まずは本当に大会でポイントが貰えるのか南雲先輩に確認をとりに行こう。
「よし、ありがとう綾小路。少しやる気が戻ってきたよ。」
『そうか、役に立てたようで良かったよ。』
次の日、放課後に俺は2年生の教室に向かった。2年生の階は一年生の階よりやや重い空気が漂っており、クラス同士の争いが続いている結果なのだろう。
俺はやや重い2年BCDクラスの教室を通り過ぎて、2年Aクラスの教室の前に辿り着いた。
俺はやや緊張しながら目の前にいる頭のひまわりの飾りがよく目立つ女の人に話しかけた。
「すみません、失礼します。1年Dクラスの潔世一です。南雲先輩はいらっしゃいませんか?」
「ん?雅なら今生徒会室にいると思うよ。君が噂の潔世一くんね。初めまして、私は朝比奈なずな。よろしくね。」
「はい。なずな先輩、よろしくお願いします。じゃあ俺は南雲先輩を探しに行くので。」
「あ!待って!」
「なんですか?」
「もし…もしだよ?潔くんが雅と何かしらの理由で戦わなくちゃいけなくなったら…潔くんはどうする?」
「そう……ですね…その『何かしら』によりますけどできれば全力で戦いたいですね。」
「……そう…ありがとう、潔くん。」
そう言って俺は2年生の教室を去って生徒会室へと向かった。
今度は生徒会室に向かって立っていた。少し緊張するな…
「何をしている。」
後ろを振り返ると背が高めの先輩が俺の後ろにいた。
「!はい!あ、あの、南雲先輩に用があって。」
「一年生か、ちょっと待ってろ。」
その先輩は南雲先輩を呼んで中へ入って行った。
「なんのようだ世一、俺はこう見えて忙しいんだが?まさか、ただ俺に会いに来たのか?」
「いや、聞きたいことがあったんですけど。もしインターハイ予選を優勝したらポイントとかも貰えたりするのかなと…」
「なんだ世一、ポイントが足りないのか?また俺と勝負するならポイントを……………」
南雲先輩が言葉の途中で考え込む。ポイントはあるんだけどな……
「そうだ…こうしよう、インターハイ予選。お前が全試合を通して12点を上げることができればお前の勝ち、無理なら俺の勝ち。と言う勝負はどうだ?」
「いや、そう言うことじゃなくて……」
「お互い50万Pを賭けて勝った方がそれを総取り。どうだ?」
すると南雲先輩が生徒会室の扉を開けた。
「桐山聞いていただろ。お前が証人になって俺たちの100万Pを預かれ」
そうすると生徒会室の中に案内され、さっき南雲先輩を呼んでくれた人が俺の前にやってきた。
「南雲、生徒会に支障はきたすなよ?」
「分かってることを言うな。俺は今回特別何かをすることはない。後輩の勇姿を見守るだけさ。」
「………いいだろう。証人を引き受ける。俺は桐山生叶だ。よろしく頼む。」
「よろしくお願いします…潔世一です……」
俺の発言権はなくどんどんと話が進んでいく。すると生徒会室の扉が開き、メガネをかけた男子生徒とショートカットの女子生徒が入ってきた。
「何をしている。」
「!堀北先輩、お疲れ様です。」
「堀北先輩!実はこいつと勝負しようと思ってて桐山に証人を任せているところです。」
堀北先輩?と後ろの女先輩はいつの間にか作られていた勝負の誓約書のPDFを見た。
「四試合で12点……毎試合ハットトリックっていくらなんでも…」
「桐山。去年、南雲が2次予選で出した得点はいくつだ?」
「はい、自分の記憶が正しければ10点です。」
「なるほどな……潔世一だな。俺は生徒会会長の堀北学だ。」
「生徒会書紀の橘茜です。」
「はい。よろしくお願いします、潔世一です…」
「潔、お前はこの勝負受けるのか?」
正直言うと受けたい…し、自分の実力がどれだけ通じるのかも試したい………けど俺が勝手に賭けをしてサッカー部全体に迷惑をかけてもいいのか?
「……質問を変えるぞ、潔。この勝負
「!!勝てます!」
気づくと俺はそう答えていた。
「……いい目だ。桐山、ルール追加だ。こいつが払う金額は全額俺が負担する。」
「「「「!!!!」」」」
この部屋にいる全員が驚きを隠せていない。
「さらにもう一つ。南雲、BET UPだ。俺は潔世一に100万Pを賭ける。」
は?
「ええええ!?」
橘先輩が驚く。桐山先輩も声には出さないが顔に出ている。
「ってコトはこの勝負……堀北先輩は世一側につくって事ですよね?」
南雲先輩の言う通り。堀北先輩が俺につくことは実質、生徒会長vs生徒会副会長ということになる。もしかしてとんでも無いことになってるんじゃないのか?
「そうだな…だが俺は何か潔に対して特別なことをするわけじゃない。部活動を頑張る
「……そうっすよね。じゃあ決まりで」
結局勝負はやることに決めた。堀北先輩の期待もそうだし、今の何より自分の限界を知ることも大事だ。だが……
「あの、一つですか?」
「なんだ世一、この勝負に不満があるのか?」
「いや、そうじゃないんですけど、この勝負の事サッカー部には伝わらないようにしてほしいんです。」
「……それはどうしてだ?」
と、桐山先輩。
「もしそれを仮に伝えたとしても、サッカー部のメンバーや顧問の先生は俺の点が増えやすいように作戦を立ててくれるかもしれません。もしかしたら自分で決められる点を捨てて、俺にゴールをくれる。なんてことになる可能性もあります。」
「そうですね……でもその方が潔くんにとっても有利になるのでは?」
と、橘先輩。
「それじゃあ、意味がないんです。そんなんで生み出されたゴールで勝っても。俺は俺のゴールで勝ちたいので。」
「潔、それはお前のどういう感情だ?」
と堀北先輩に問われた
………が、そんなのもちろん決まってる。分かりきってることだ。
「エゴっす。」
「いいだろう。ここにいる5人全員がこの勝負の証人だ。契約書にサインをしよう。」
そうして勝負は正式に取り付けられ、最後には『この勝負に関してのことは一切の他言を禁ずる』と記載された。
本当に毎回毎回、誤字報告をしていただいて感謝しております。この誤字報告が無くなるように努めていきます