エゴイストがいく実力至上主義の教室   作:エビデンス海老天むす

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この二次創作、僕の至らない点が多く、まだ何にも本編入ってないのに……こんなに多くの方に意見をもらったり参考になる事たくさんあるのでとっても嬉しいです。ありがとうございます。


各クラスのリーダー達

5月に入り、およそ一週間が経った今日。

俺が教室に入ろうとすると、柴田に声をかけられた。

 

「潔、ちょっといいか?うちのクラスのリーダーがお前にお礼をしたいんだってさ。」

 

「え?俺にか?」

 

「ああ、4月の頭にポイントが減るって話をしただろ?そのおかげでうちのクラスポイントを失くさなくて済んだって。リーダーがお礼を言いたいってさ」

 

「初めまして、潔世一くん!私の名前は一之瀬帆波。一応、Bクラスの学級委員をやらせてもらってるの。君のおかげでクラスポイントをなるべく失わずに済んだ。お礼を言わせて欲しいな、ありがとう。」

 

Bクラスのリーダーはピンクのロングヘアで背は少し低いくらいの女の子だった。

一之瀬さんが手を差し出してきたので握手をした。

 

「いやいや、そんな、俺は自分の考えを他の人と共有しただけでそんなに大したことは……」

 

「ううん!そんな事ないよ!何かお礼をしたいの。私に何かできる事ないかな?」

 

すごいグイグイくるな……

 

「じ、じゃあ、貸し一ってことで……」

 

「うん!何かの形で必ず返すね!」

 

「オイオイ、一之瀬……お前も敵情視察か?」

 

一之瀬さんの後ろから今度はガタイのいい若干ロン毛の男とこれまたガタイのいい外国人、そのさらに後ろからぞろぞろと軍団がやってくる。

 

「違うよ、龍園くん。私は潔くんにお礼を言いにきたの。」

 

「お前が潔世一か。」

 

「おう、そうだけど何の用だよ…」

 

龍園くん、と呼ばれたロン毛の生徒は俺の顔をジロジロとみながら近寄ってきた。

 

「俺は龍園翔。Cクラスの王だ。」

 

「は……?」

 

何だこいつ、急に馬狼みたいなこと言い出して……

 

「王って厨二病かよ…」

 

池がボソッとそんな事を言った。

 

ダン!!!

 

俺の横の壁から音が鳴った。龍園の横にいた外国人の生徒が殴ったようだ。

クラスがシン…と静まり返る。

 

「お前ら0ポイントのザコ共には興味はねぇよ。だが潔世一とその他数人の潰しがいのありそうな奴に挨拶に来てやっただけだ。帰るぞ、お前ら。」

 

「待てよ」

 

「あ?」

 

俺は龍園に近寄る

 

「家臣の粗相も謝罪できないなんて、3流以下だぞ龍園。」

 

「何だとオイ、龍園さんにむかって…」「黙ってろ石崎。」

 

俺の前に立ちはだかった生徒、石崎は龍園の指示で止まった。俺はそいつをどかして龍園の前に出る。

 

「潰せるもんなら潰してみろよ。ド三流王様(キング)

 

クラスに静寂が走る。

 

「ハッ、やはりいいな潔世一。潰しがいがあるってもんだぜ!」

 

そう言った龍園は殴るような動きをとった。

このまま下がればギリギリ避けれ…ドサッ

は?後ろの石崎(コイツ)、ワザと当たってきやがった。やべぇ、当たる!

 

だが龍園の拳は俺に当たることはなかった。龍園の後ろにいた、ガタイのデカい坊主のやつが止めてくれたのか?

 

「龍園、これ以上不祥事を起こすのは止めろ。そろそろ本格的に教師陣に報告せざるを得ないぞ。」

 

「葛城……そうカッカするな。手が滑っただけだ。なぁ、石崎。」

 

「はい、自分もたまたま潔に当たっただけです。」

 

コイツら………

 

「大丈夫だったか、潔世一。俺は葛城康平。Aクラスだ。」

 

「俺は潔世一。助かったよ。ありがとう。」

 

「ハッ、葛城。結局お前も敵情視察かよ、」

 

「たまたま通りかかっただけだ。授業が始まるぞ、教室へ戻れ。」

 

「チッ、あばよ。潔」

 

Cクラスの面々はクラスへと戻っていった。

 

「びっくりしたね、色々おじゃまが入っちゃったけど…これからよろしくね潔くん!」

 

「またな潔。部活で会おうぜ。」

 

最後に一之瀬と柴田もBクラスへと戻っていった。

対応の差ジェットコースターかよ……

 

 

 

その後は何事もなく授業が進んでいった。

だがまずい。中間テストが残り2週間。どうにかして教師を見つけないと…とりあえず平田に相談してみよう。

 

「なぁ平田、俺に勉強を教えて欲しいんだが…」

 

「ちょうどよかった。これからみんなに勉強会を提案してみようと思ってたんだ。潔くんも一緒に参加しないかい?」

 

おお!神がいる!俺の前に神が舞い降りた。

 

「ああ!もちろんだ。マジでありがとう!」

 

 

 

 

「なぁ、潔。ものは相談なんだが……」

 

「どうしたんだ?綾小路。改まって。」

 

「協力してもらいたいことがあってだな。」

 

そこから綾小路の壮絶な日々を語られた。

 

「成程な。堀北さんに半ば強制的に赤点組を勉強会に誘えと言われたわけだな?」

 

「俺も誘ってみたんだが、3人とも感触が皆無なんだ。何とかできないか?」

 

「……須藤は何とかしてみせる。他の2人は無理だ。他を頼ってくれ。」

 

「助かる。」

 

俺は綾小路の依頼で須藤を勉強会に誘った。

 

「須藤。」

 

「あぁ?って何だ、潔かよ。」

 

「中間テスト、どうするつもりだ?」

 

「お前もそれかよ。一夜漬けで何とかなるだろ…」

 

何とかなるわけねぇだろ14点!

 

「お前、このままだと退学になるぞ。」

 

「そんな事分かってんだよ。でも勉強なんてした事ねぇからやり方わかんねぇし。」

 

「なら俺と一緒にやろうぜ。俺も勉強はできねぇからさ!一緒に教えてもらおう。な!お前、バスケのプロになりたいんだろ?プロの道に行くならこのくらい乗り越えないとやってけないじゃん!」

 

「……分かったよ、仕方ねぇな。で、誰とやるんだよ。」

 

よし、これでミッションコンプリート!

 

 

 

 

「で……どうしてあなたもいるのかしら」

 

「その……流れで」

 

「俺はコイツに誘われてきたんだ。潔がいないなら俺は帰るぞ。」

 

ノリと勢いで言ってたけど俺まで勉強会に参加してんじゃねぇか!

でもなんだかんだ。教師は見つかったな。結果オーライ

 

 




前書きでも述べましたが、たくさんの感想、ありがとうございます。僕が知識不足なのでそれを教えてくれる方だとか…本当に感謝しかないです。
これからもマイペースに書いていきます

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