Breakthrough

飯島暉子Akiko Iijima

https://a-dwelling.com/

撮影間庭 裕基

神奈川県生まれ、神奈川県および東京都拠点。2021年東京藝術大学大学院 美術研究科油画修了。身体と「モノ」との関わりに関心を持ち、身の回りの既製品に、掃除や整理すること、特定の場所に配置することなどのきわめてささやかな行為を施す。そこで生まれた微細な変化を行為の残滓として作品化している。近年の主な展覧会に、個展「室内経験」(2021年、Marginal Studio[文華連邦]、東京)、グループ展「De la Nature des Choses」(2019年、自然史博物館、ナント・フランス)などがある。

  • Hole

  • 《摩擦》

  • 《生活のためのコンポジション》

  • 《ドアストッパー》

  • Wipe the dust

プログラムに寄せて

人と人に生産管理される製品や街中の自然といった対象との一見支配的に見える関係性を解消し、「関係の不成立」という価値観を探究しております。洗面台のタオルや玄関の靴ベラなど、製品は人の生活に適するように作られ、また配置されます。公共の場では自然も同様に管理されることから、これらと人との関係が一方的なものに思えました。この関係を解消するため、自然や物の時に予測不能な状況を「関係の不成立」として受け入れると共に、制作という行為の残滓を作品としてあらわにします。今後も引き続き自分の身体を「素材」や「道具」として用いながら対象との距離感を探りつつ、空間における作品の配置やスケールについて再考したいと考えております。

1年目を終えて──中間活動報告

プログラムを終えて──最終活動報告

メンター講評

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