クロノアクロニクル 第63回! 今回は「再生の歌」について。

Oct 27, 2018 · 1:49 AM UTC

クロノアのストーリーは、まず朝起きた時に、確かに見たはずの夢が思い出せないことから、その夢はどこへ行ってしまったのだろうと思った瞬間に生まれました。
それらの夢はどこかに集められて、別の世界を形作っているんじゃないか? そこのバランスが崩れた時、その世界を救うことができるのは、現実の夢見る側の人だけなんじゃないか?
そして現実の世界から呼び出された主人公という発想に到りました。それは現実の人、すなわちプレイヤー自身に他ならない。そうか、これはゲームで遊ぶということに酷似しているな。
そう考えるとゲームが終わるというのが、世界が平和になるということを意味していると思え、それは同時に主人公がこの夢でできた世界にはいられなくなるということだと気付きました。
その瞬間、「再生の歌」というキーワードが頭に浮かびました。そこからは一気にイメージが膨らんで、再生の歌が高らかに響き渡る中、世界からはじき出されて虚空へと吸い込まれていくクロノアと必死に食い止めようとするヒューポーの映像が浮かんだのです。
このエンディングにふさわしい幸福に満ちたBGMが流れることが、主人公、すなわちプレイヤーにとって永遠の別れという哀しいことを意味するという……。 これはいいぞ! 考えただけでも涙が出てきそうでした。
このシーンは何度も何度も頭の中でイメージしていました。だから明確に完成形が頭の中にあったと言っていいと思います。だから再生の歌に関してはこだわりました。 実はそれがある事件を生むことになるのですが……。 つづく
本日『風のクロノア』アニメ化が発表されて2周年おめでとう(?)ございます!? 2年前のこの日は・・・死んでもいい程に幸福感に包まれました♪ まさか全く情報が出ないとは夢にも思いませんでしたが・・・とにかく楽しみでしかなく今後の望みに期待をかけていますので制作を引き続きお願いします。