1.「たとえ休日であっても、市長が臨時議会の招集を議会に相談すれば、議会としては応じることは可能であった」という議員の指摘に対して、次のように答えています。(要約)
執行部は、過去の実例に基づいて執行している。
今までやっていた事実があればやりますが、過去に事例がない。
無責任な主張、現実味のない机上の空論だ。
確かに旧6町時代から今日まで、年末年始を挟んだり、事案が発生してから15日以内に臨時議会を招集するようなことはありませんでした。
ただし、旧6町時代から今日まで、首長が大ウソをでっち上げ、名誉棄損で自治体が損害賠償をする羽目になるような事件がなかったもの事実です。
したがって、「過去の実例」などあるはずがありません。
市長の言動が過去に実例がないほど異常だったということです。
2.市長は、熊高議員の発言を引用して次のように主張します。
裁判で証言した議員や陳述書を提出した議員、居眠り・恫喝問題で反石丸になった清志会の議員、さらに前議会で在籍していた議員は、「利害関係者」なので審議に参加するのは公平性を欠く。(要約)
市長は「利害関係者」や「公平性」が何たるかを全く理解していないようです。
議員は、事件に直接的、具体的に関係していない限り、除斥(議場から退出)の対象になる利害関係者に該当しないことは常識です。
また、市長が恫喝発言をでっち上げた現場にいた議員全てが「利害関係者だ、公平性を欠く」と主張するに至っては論外で、空いた口がふさがりません。
3.記者会見の最後に、市長は日本の将来を憂いて次のように締めくくりました。
いい加減に本質について考えないと、問題を根本的に解決していかないと、日本持ちませんよ。
地方に限らず日本国の問題として、(私は)3年余り伝えてきた。
いい加減メディアが気づいてください。
まず、(そうしないと)日本終わります。
市長は、カメラの先の支持者を意識して、日本の危機を毅然と語る姿を見せているつもりなのでしょうが、安芸高田市民は、うんざりしていることを知らないのでしょうか。