プロヒビションとは、英語で「禁酒法」のことで、アメリカで1920年から1933年まで施行されていました。
カティサークが誕生したのは1923年ですから、その当時はアメリカで販売することも出来なかったわけです。
そんな状況で、カティサークを密輸していたのが、「ウィリアム・フレデリック・“ビル”・マッコイ」 という一人の船乗りでした。
彼はバハマを経由して、東海岸へと輸送していました。
しかし、禁酒法時代においては粗悪な模造品も出回っていた中で、マッコイは本物のウイスキーを提供し続けたことで、正真正銘という意味で「The Real McCoy」という慣用句が生まれるほどの伝説を生み出しました。
禁酒法が廃止されると、カティサークはアメリカでも人気のスコッチとなりました。
そんなマッコイの業績をたたえ、2015年にリリースされたのが、今回のカティサーク プロヒビションです。
早速ストレートから飲んでみます。
グラスに注ぐと、液色は少々薄めの琥珀色、香りはラムレーズンのような芳醇さが有ります。
口に含むと、まずレーズンの香りがふんだんに広がりますが、後から黒胡椒の香りが後にやってきます。
味わいもスパイシーが前に来ていて、50度のアルコールの刺激も正面から当たってきます。ボディもあり、かなりのパンチ力です。
ロックにすると、アルコールの刺激に加えてピートの香りも強くなり、より癖が強くなります。
味わいもスパイシーさがメインになり、ストレート以上に強烈なパンチが浴びせられます。
レギュラーとは打って変わって、甘さは殆ど感じられず、とてもスパイシーで刺激的なボトルになっています。
ですので、レギュラーの気分で買ってしまうと、とても面食らってしまうでしょう。
700mL、アルコール度数50度で、価格は3000円ほど。
<個人的評価>
- 香り B: ストレートではシェリー樽原酒由来のレーズンの香りが強いが、黒胡椒、ピート、アルコールが後に控える。
- 味わい C: スパイシー。ストレート、ロックでも辛さがメインで、パンチが効いている。
- 総評 B: レギュラーとは異なるアイランドモルトのような荒々しいボトル。
カティサーク(カティーサーク) プロヒビション 700ml |