よく男女共同参画について耳にする機会がありますが、そもそも男女共同参画とは何なのでしょうか?
男女共同参画社会基本法第2条によると、男女共同参画社会とは、「男女が、社会の対等な構成員として、自らの意思によって社会のあらゆる分野における活動に参画する機会が確保され、もって男女が均等に政治的、経済的、社会的及び文化的利益を享受することができ、かつ、共に責任を担うべき社会」と書かれています。
実現できれば素晴らしいとは思います。
しかし、私は現に行なわれている男女共同参画関連事業に対して、いくつかの問題意識を持っています。
実際のところ、家庭や地域という視点が弱く、社会で活躍したい一部の女性のために、これまで様々な施策がなされてきており、多くの女性にとっては、家事に仕事にと、より負担が増えているというのが現実なのではないでしょうか?
また、女性の社会進出を推進したことにより、不景気と相まって男性の非正規雇用が増えました。
この不景気のご時世だからこそ、生活するには共働きをせざるを得ない状況なので、女性の社会進出を主張することが説得力を持っているに過ぎません。
専業主婦を望む女性が多いことは、これまでのあらゆる調査で明らかになっているところです。
男女共同参画事業を推進することで、男性、女性の双方が果たして幸せになれるのか非常に懐疑的です。
私が男女共同参画において一番問題だと思っているのは、女性の家庭における役割が軽視されていることです。
家庭より仕事に対する女性の役割が優先されたことで、晩婚化や離婚率の上昇、さらには、家庭における女性の地位の低下がDV等の問題を引き起こしてきました。
男性は仕事、女性は家事・育児なんて言うと、時代錯誤だとか、男性、女性という固定観念にとらわれていると批判をされる方々がいますが、果たして本当にそうでしょうか?
男女の区別はなくすことができないですし、それぞれに役割があることは歴史を知れば明らかです。
私はあくまでも日本人が歩んできた歴史を踏まえて、現在の社会を考えるのが正しいと考えるので、基本的には男性は社会で、女性は家庭でそれぞれの役割を果たすことが第一だと思っています。
かといって、男性が家事や育児をすることや、女性が仕事をすることを否定するつもりはありません。
この基本を否定するところに、現在の社会の混乱が生じているのであれば、もう一度基本に立ち返って施策を講じるのが政治家の役目です。
繰り返しにはなりますが、女性の社会進出が是とされてしまっているのは、不景気で共働きでないと生活ができないからに過ぎません。
今後、打つべき施策としては、不景気が続くうちは女性を無責任に社会に進出させるのではなく、まずは女性が働きやすい環境を整備することと同時に、家事や育児の重要性を改めて知ってもらうことです。
そして、不景気を脱するために減税を中心に地方自治でできることを考えて実施していきます。
不景気を脱すれば、男性、女性ともに選択肢が増え、冒頭でご紹介した男女共同参画社会基本法第2条に謳う、男女共同参画社会が実現するのではないでしょうか。
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