「すり抜けはすべて違反」と息巻い
ているインフルエンサーがいる。
法的根拠は一切示していない得意
の独断断定。初心者バイク女子が
友だちと走りに行って事故死した
時にも女性の事をあしざまに口汚
くののしっていた中古車ブローカー
の男だ。男などは全員「ヤリモク」
でしかないのだからついて行く
ほうが悪い、と。
自分を基準でしか物事を考えられ
ない脳内パターン全開。死者と
その友人たちさえも悪く言う事
でしか物事を見られない。
そして、この人物、交通法規を
知らない。つまり、法に極めて
疎い。
はみ出し禁止路線で、自分が遅く
走っていて、はみ出さずに追い越
して挨拶して行ったバイクに対し、
走行中のくっちゃべり安全義務違
反録画動画の中で「ここは追い越
し禁止だぞ。挨拶すればよいとい
うものではない」とか毒づく。
二重三重にトホホのお門違いだ。
標識さえ正確に認識できていない。
さらに、コーナリングではハン
ドルを切って曲がれなどという
危険運転を拡散している。(元
レーサーの丸山マルちゃんには
無視でスルーされていたが)
すり抜けは違法か違法でないか。
これはケースによる。
判例もある。(自分で探せ)
「グレーゾーン」ではない。
はっきりしている。
それを識別できずに、何もかも
ごっちゃにして個人的脳内妄想
で独善的に断定するのはアウト。
二輪運転者では特に最大アウト。
現実認識ができない事は、公道
の実走行で極めて危険だからだ。
何が?
運転している本人の発想思考回
路が。
それ、「危ないヤツ」なんです
よ。本当に。
存在が社会的に危険。
警察官は司法警察員含めて、判例
と法律には一般人(特に脳内妄想
族)よりも遥かに精通している。
とりわけ交通警察官などは、法と
判例と学説等を熟知している。
交通警官に脳内妄想バカはいない。
すべて言ってる事が正しいか、と
いうとそうとは断定できないが、
一つ断定できる事がある。
それは、「知っている範囲でしか
物を絶対に言わない」という立場
を堅持しているのが交通警察官だ
という事だ。
その事実から類推して、白バイ警
察官がすり抜けを「ケースにより
問題なし」と明言している意味は
大きい。
やばい事や、あやふやで失言と捉
えられる内容の事は警察官はイン
タビューなどへの公開発言として
は絶対に発しないからだ。
結論。
車両の運行において、二輪車の
四輪車すり抜けは、場合によって
違反とはならず、また場合によっ
ては道交法違反となる。
これが結論。
出鱈目な脳内妄想族の法的根拠の
無い勝手な独断拡散動画の虚言を
信じてはいけない。
私の場合、道を譲ってくれた車両
を追い越す時に、黄色線を割って
(追い越し禁止ではない道路。
追い越しの為のはみ出し禁止)
しまう事もごくごくたまにある。
これなどは明らかに道交法違反だ。
良くない。
気をつけてはいるが、見通しの
よい直線の場所では、道譲りで
停止した車のドアが突然開いて
も衝突しないように幅を取って
通り抜ける事もある。
だが、車体が黄色車線を割ったら
それは道交法違反だ。
ただし、黄色車線を割らずに追い
越しするならば、追い越し禁止道
路でなければ黄色線の道路でも合
法である。
追い越し禁止の標識は、はみ出し
禁止の丸標識の下に四角の文字標
識で追い越し禁止と表示がある物。
「追い越し禁止」と「追い越しの
ためのはみ出し禁止」の標識を
区別できていない免許所有者は
かなり多い。
なお、停止中の車の横のすり抜け
が合法である証左としては、今は
ほぼ存在しなくなったが、道路上
の交差点の「二輪車専用停止線」
があった。
これは信号待ちの車両の先頭に
二輪車が出て信号待ちしなさい、
という道路上の表示。
すり抜けをしないと二輪車は車
の前に出られない。
だが、合法すり抜けではなく
違法運行でのすり抜けをする二
輪車が多い事と、二輪車もでき
るなら一般四輪車と同じように
走って事故防止に努めてほしい
というところから、二輪車専用
停止線は全国的に廃止される方
向になった。
だが、その件に関しての道交法
改正は無い。
つまり、特定状況では二輪車は
四輪車の横をすり抜けても法的
にはなんら問題はないのである。
「すり抜けはすべて違法」だな
どと、現実とあまりに乖離した
馬鹿な事は言わないほうがいい。
運転免許所有者としての見識が
疑われる。
まして、二輪業界人がそうした
不法な独断誤認誤謬をネットで
拡散しているなどというのは、
言語道断。社会的害悪である。