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この世界がゲームだと俺だけが知っている 作者:ウスバー
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第二百十章 天空都市

前話のまえがきにも書きましたが、「天空都市」を「天空城」としていたのを修正しました

「……はぁ。やっと着いた」


 巨大なモノリスを前に、俺はため息をつく。

 俺がやってきたのは、空のダンジョンと呼ばれる天空都市、その入り口だ。


 当然ながら仲間はいない。

 俺一人だけだ。


 これは、俺がソロプレイヤーだから、ということ以外に理由がある。

 まず、ここに来るまでの方法が一人じゃなくては不可能だった。


 千階まであるというスペクトルタワー。

 それはあたかもパンドラの箱だ。


 マップのパターンはイメージより少ないのではないかと言われているが、様々なランダムギミックがある。

 条件を達成すると金や銀の宝箱が出てくるミッションが設定されていたり、節目の階層では一定数の雑魚を倒して次の階への階段を守るボスを出現させる必要があったり、何階層かスキップ出来るボーナス階段があったり、個性豊かな罠が仕掛けられていたり、色んなゲームのごった煮をしたようなそれらの仕掛けは楽しいと言えば楽しいのだが、いささか問題もあって……。


 八百階以降の宝箱のアイテムテーブルがなぜか一階のものと同じになっていたり、罠にかかってブタ状態になると鍵が拾えなくなるためブタの罠が奇数個だった場合に詰む可能性があったり、ボスが出てくるフロアと敵がアイテムに変わるボーナスフロアが重なると雑魚敵を倒せないためにボスがずっと出てこなくて先に進めなかったり、二百九十八階や六百九十九階みたいな階層で五階ボーナス階段に入ると逆に二百三階や六百四階に戻ったり、銀の宝箱の出現条件を満たすよりも先に金の宝箱の出現条件を満たすと一生銀の宝箱の中身が手に入らなかったり……と、とにかくバグだらけなのだ。


 もちろんそんなものをまともに攻略していられない。

 そこで出てくるのが猫耳猫プレイヤーたちの編み出した必殺技〈架輪法かりんほう〉だ。


 塔の中を進むのが面倒なら、外から登ってしまえばいいじゃない、と考え出された攻略法で、簡単に言えば塔の外壁をよじのぼって、一番上に辿り着いたところで夢幻蜃気楼で壁抜けして中に入ってしまうという荒業である。


 しかし、中を進むよりは簡単とは言っても、千階分(実は外観を見る限り千階分の高さはない、という情報もあるが真偽のほどは分からない)の高さの塔をよじ登っていく、というのはかなりの苦行だ。


 疲れないゲームの肉体とはいえ何時間もかかったし、途中うっかり下を見てしまった時は足が震えた。

 あと最上階で夢幻蜃気楼を使う時も運が悪いと塔の外にワープしてしまい、為す術もなく落ちる可能性もあるため結構過酷だ。


 あわよくば塔の外壁からそのまま天空都市にジャンプしてしまえば、と思っていたのだが、天空都市は残念ながら塔の最上階よりもさらに上の、雲の中に隠されている。


 ここで無駄に意地を張る必要もない。

 俺はおとなしく夢幻蜃気楼を使って塔の中に入った。


 そして、塔の最上階にあったぷかぷかと浮かぶ謎の球体に触れたところ、突然身体がシャボン玉のような白い膜に包まれ、壁を抜けてシャボン玉ごと身体が上昇し、気付いたら俺は天空都市に辿り着いていた、という次第である。


「というか、これ、あれだよな」


 俺はあらためてその部屋を眺め、ひとりごちる。


 よく分からない数字が描かれた謎の計器類。

 メタリックな壁の表面を無駄にキラキラ流れる色とりどりの光の線。

 そして極めつきなのが、部屋の端にある、明らかに自動ドアとしか思えない先進的デザインの扉。

 完全にファンタジーというよりSFテイストだ。


「未来の都市。いや、むしろこれは……」


 この都市に来る途中、シャボン玉の中で少しだけ見えた天空都市の全景を思い出す。

 古いものであるせいなのか、一部が欠けていたりしたが、全体像は十分に見て取れた。


 あれを考慮に入れた上で、この場所を分かりやすい言葉で表現するなら、これは都市などではなく、むしろ……。


「宇宙戦艦……だよな?」


 猫耳猫スタッフの奴ら、ここに来て完全に世界観の整合性を無視し始めたらしい。


 ……まあ、ここはラストダンジョンに並ぶほどのレベルの敵が出てくる、いわばおまけダンジョンだ。

 少しばかりはっちゃけていても別にいいだろう。


 考えてみれば、このファンタジー世界の住人に宇宙船や宇宙戦艦、なんて語彙はないはず。

 そう考えるとここが天空都市と呼ばれているのもある意味では世界設定に準じている、のかもしれない。


 そもそも俺はどちらかと言えば性能厨で、設定厨的な素養はあまりない。

 深く考えずに攻略を楽しむことにした。




 俺はまだ行ったことのない場所については、致命的なバグ以外の情報は極力見ないようにしている。


 それでもプレイヤーがよく行く場所についての情報は意識をしなくても自然と耳に入ってしまうものだが、この天空都市についてはまだ辿り着いた人間が少ないためか、大した情報は持っていなかった。


 それを全て合わせても、分かっているのはこの程度だ。


・致命的なバグ(セーブしたらゲームが詰む・セーブデータやマシン本体が壊れる、など)はない

・天空都市の敵のレベルは高く、特に最深部前には「近接戦闘では猫耳猫最強」とまで言われるほど強いボスがいる

・ボスの奥には動力炉があり、スイッチを入れることで天空都市の機能を掌握、雑魚モンスターも消える

・動力炉起動後は脱出装置が使えるようになり、そのスイッチを入れることで以後は地上と天空都市とを自由に移動出来る

・落下対策の魔法かアイテムが絶対に必要


 要するに、ここは敵が強いけれども割とまともなダンジョンで、ボスを何とかして動力炉さえ動かしてしまえばあとはなんとでもなりそう、というのが俺の感想だ。


 ついでに、ここに誰も連れてこなかった理由の一つもここにある。

 いまだに俺より強いんじゃないかと思われるヒサメはまだしも、ほかの誰かを連れてきても無駄死にさせるだけだろう。

 その点、自分一人であればある程度の危機ならうまくさばける自信もある。


 とはいえ、慢心したらあっさり死ぬのが猫耳猫の世界。

 過度に緊張はしないが、決して油断もしない。


「よし、行くぞ!」


 俺は自分に活を入れると、何が起こってもいいように警戒しながら、自動ドアの前に立った。


「……あれ?」


 ドアは、開かなかった。




 十五分ほど悩みに悩み抜いて、ようやくドアの隣にあった灰色のガラスみたいな部分に光属性の魔法を当てればスイッチが入って扉が開くことを発見した。


 いや、言い訳をすると、初めにもしかしてと思って使った光属性の魔法であるライトバレットが光属性じゃなかったのがこんなに時間のかかった原因だ。

 何を言ってるのか分からないと思うが、実はライトバレットは火属性を持つ光魔法で、って、やっぱり何言ってるか分からない。

 このゲームもしかしてクソゲーなんじゃないだろうか。


 だが、そのおかげ、というべきなのか、このダンジョンの仕組みが分かってきた。

 基本的には灰色のスイッチに光魔法を当ててギミックを動かして前に進むものらしい。


 自動ドアのスイッチになっていることもあるが、それ以上に多かったのが塔の最上階にも置いてあったあのシャボン玉みたいなものを出す移動装置。

 球体の傍にあるスイッチに光魔法で火を灯すと球体が浮き上がり、その浮いた球体に触れるとシャボン玉が形成されて俺をどこかに連れていってくれる、という仕組みだ。


 シャボン玉に包まれている間は重力も壁や天井も関係なくふんわりとどこかに連れていってくれるのだが、これが非常に大変だった。

 それは、シャボン玉から外の風景が見えるため、時々都市の外を浮いている時にあまりの高さに足が震える、というだけではない。

 連れていかれた先に同じ移動装置があればいいのだが、基本は一方通行。

 となれば、猫耳猫で問題が起きないはずがない。


 だいぶ前に通ったはずの場所に戻される、というのはまだいい。

 最悪だったのは、連れていかれた先が完全な袋小路というか、どこにも先に進む道がなく、完全にこれ道設定し忘れただろ、という場所に連れていかれたことだ。


 どうしようもないので、夢幻蜃気楼の壁抜けバグを使って一か八かでどこかに出るのを試すしかなかった。

 その時は幸運にもきちんと別の通路に戻れたが、一歩間違えれば都市の外に投げ出されていた可能性があることも考えるとおいそれと壁抜けバグも使えない。


 都市と言われるだけの規模の大きさを誇り、その上に実質的なワープ装置と立体的なマップのためにマッピングも難しい。

 攻略は想像以上に困難だった。



 そして、その長い探索にとても嫌な彩りを添えてくれるのが個性豊かな敵キャラの存在。

 今までの世界観を完全に無視したロボットたちだ。


 ある敵はうさんくさいレーザー銃で、異常耐性無視の麻痺光線を撃ってきた。

 効果が切れた瞬間にすぐ次の攻撃が来るせいで、身動き一つ出来なかった。


 ある敵はプレイヤーではなく、あえて武器や防具目がけて謎の光線を放ってきた。

 あわてて調べた時には装備の耐久が半分近くに減っていた。


 ある敵は戦いから一定時間が経ったところで発光し、気付けばスタート地点に戻されていた。

 四時間かけた探索の成果が水の泡になった。


 ある敵は俺の姿を認めた瞬間変形し、その間に俺が攻撃してダメージを与えるとまた変形し、その間に俺がトドメを刺すと変形して死んだ。

 一体何がしたかったんだこいつ。


 ある敵は戦闘モードに入った途端に黒板をひっかいた時みたいな音を出し、キャラクターではなくプレイヤーの精神をダイレクトアタックしてきた。

 ていうかゲームとしておかしいだろ、これ。


 そんな、嫌がらせの天才かよお前ら、と言いたくなるようなモンスターたちが長いダンジョン探索の間にひっきりなしに襲ってくるのだ。

 どんなに戦いたくなくても、戦闘を避けるには天空都市の通路は狭いし、装備品の耐久値を減らしたり、強制ワープをさせられる敵を放置しておく訳にはいかない。

 HPやMPに余裕があっても、精神力がガリガリと削られていく。


 そして、メンタル面での問題が肉体面にも波及していくのは世の常だ。

 長いシャボン玉移動の後、気を抜いたところをロボットの大群に襲撃され、その全てを何とか返り討ちにした時だった。


「あれ、HPが……」


 自己判断では、まだ半分以上は残っていると思われたHPが、瀕死と言えるほどの状態になっていた。

 こういう時、夢中になりすぎて自分の状態を把握出来なくなる、というのは非常にまずい。


 知らない間にここまで追い詰められていたのか、と俺は愕然とした。

 ただし、その探索はつらかったが、決してそれだけではなかった。


 もともと俺は、根っからのゲーマーだ。

 SF的なギミックは長らく猫耳猫漬けだった俺には新鮮だったから、自動ドア一つに一喜一憂出来たし、下界の様子を一望出来るモニタールームでは無駄に何時間も過ごして楽しんだ。

 途中で「*ライト・ソード*」なんていうまんま光の剣を手に入れて無駄にびゅんびゅん振り回して笑ったりもしていた。


 だがそんな笑顔も、その「絶望」を経験するまでだった。




「ふざっけるなよ! あんなのどうやって倒せって言うんだよ!」


 俺は、背後から追ってくるそのガシャン、ガシャン、という音に怯えながら、必死に通路を走った。


「移動中は透明とか、絶対反則だろあれ!」


 言いながら、もう一度背後を振り返る。


 ……いる!


 プレイヤーが遠くにいる時のアイツは半透明で、常にあの「シャボン玉」に包まれているようなものだ。

 移動速度は遅いが、常に最短距離を歩いてくるアイツを振り切るのは不可能だ。


「もうすぐ、もうすぐのはずだ!」


 唯一の希望は、脱出装置だ。

 アイツを、この天空都市のボスの目をかいくぐり、何とか動力装置は起動させた。

 あとは脱出装置さえ見つかれば……。


「あれかっ!」


 目星をつけていた、最深部に行くまではどうしても開かなかった扉。

 それが、動力装置を動かした影響で開いている。


 その奥には、見慣れたスイッチと移動装置である球体。

 十中八九あれが脱出装置だろう。


 これで助かる、そう気を抜いたのがいけなかったのか。


「――なっ!」


 突然、目の前の壁を突き抜けて、ロボットの腕が飛び出してくる。


「うそ、だろ……」


 それも、休日の朝に正義の戦隊の乗機として出てきそうな、ほかとは一味違う勇壮なフォルム。

 いかにも主人公機、と言わんばかりのイケメンな人型マシン。

 だが、それが今の俺にとっては恐怖の象徴だった。


「く、そぉおおおお!」


 この天空都市の通路は狭い。

 それでも、まだコイツが通路に出現し切っていない今なら、まだ隙間がある。


「ステッ……いや、突っ込む!」


 反射的に行いそうになったスキル使用を中止。

 一か八かの可能性にかけ、生身のままボスの横をすり抜ける。


「――ッ!?」


 反射的にかがんだ頭の上を通り抜けていくボスの剣。

 だが、かろうじて凌いだ。


 横を、抜ける!

 目の前に、移動装置とそのスイッチが現れる。


「間に、合えぇえええ!」


 俺はスイッチに向けて光魔法を放つと、同時に手をまだ光も灯っていない球体に伸ばす。

 その手が球体に触れるのと同時にスイッチに光が灯り、シャボン玉が形成される。


 しかし、その時にはもう、アイツがこちらに向かってきていた。

 ソイツは唯一の武器、メカメカしい剣を振りかぶり、今にも振り下ろそうとして……。



「――じゃあなイケメン。また会おう」



 だが、その時間はなかった。

 その時には俺の身体はシャボン玉に運ばれ、ものすごい勢いで下に、下界に向かって飛んでいったのだから。




「ひゃー、危なかったぁ」


 ぐんぐんと地表に向かうシャボン玉の中で、俺は安堵のため息をつく。


 ボスには勝てなかったが、とりあえず最低限の成果はあった。

 これでいつでも天空都市には行けるだろうし、アイツにリベンジするのはまた強くなってからでいいだろう。


「しかし、考えてみればどういう理屈でショートカット出来るんだろう」


 シャボン玉が雲を抜けるのを見ながら、ふと首を傾げる。


 この移動装置は基本的に一方通行だ。

 天空都市に戻るには、地上側にも似たような装置かその代替品がなければいけない。

 しかし、この天空都市とスペクトルタワーの最上階以外、そんなSF的な場所なんて……。


 ――ん?


 そう考えたところで、脳裏に何かがひっかかった。

 以前、どこかで……。


「お、おお!」


 考えごとは強制的に中断させられた。

 シャボン玉はあっという間に地表に近付き、徐々に減速していく。

 そして俺は、このシャボン玉の目的地が、単純に地表ではないことも知る。


「あれは……」


 このシャボン玉が向かっているのは塔の傍のある一点。



 ――砂に埋もれた、遺跡。



 思い返せば確かに塔の近くにあった、けれど俺が一度も足を踏み入れなかった場所だ。


 ……そう、いえば。


 ずっと昔に、聞いたことがあった。

 スペクトルタワーの近くにある、宝も、動かせる仕掛けも何もない癖に、やたらと強いロボットが出現するという奇妙な遺跡の話。


 猫耳猫黎明期の混乱期の話だったし、どうせボツイベントのマップを残してしまったんだろう、くらいにしか思わなかった。

 でもあれは、もしかすると……。


 考えている時間もなかった。

 俺の身体は猛スピードでその「遺跡」に向かって降下していき、砂も、天井も透過して、「遺跡」の中に入っていって……。


「この内装は……!」


 遺跡の中の見覚えのある雰囲気、妙にメタリックなデザインの壁や、狭苦しい通路に、俺の疑惑は確信に変わる。

 そして、さらなる確証を得ようと目を凝らし、時を同じくして俺の両足が地面についた、その瞬間、



「そうだ! やっぱ――ふげっ!」



 俺はグシャッと潰れて死んだ。






「……と、いうことがあってだな」


 そんな風に締めくくり、俺がゲーム時代の回想を話し終えると、


「ああ、はい。恒例の奴ですね」


 ミツキがおざなりな返事をしてくる。

 なんというか、だんだん俺への対応が雑になってはいないだろうか。


「そ、それで、その『げーむ?』のソーマさんはどうしていきなり死んでしまったんですか?」


 とりなすようなイーナの言葉に、俺は彼女の方を向いて答える。


「それは、まあ、おいおい話すよ。とりあえず今は移動しようか」


 そう言って、俺は歩き出す。

 天を衝くスペクトルタワー、その威容……のななめ四十五度くらいの角度に向かって。


「え? あ、あの、塔は? 塔の壁を登るんじゃ……」

「……へ?」


 なぜか驚いた様子のイーナが尋ねてくるが、その質問に驚いたのはこっちだった。


「いや、何を言ってるんだよ。塔には行かないってさっき言っただろ?」

「え、ええぇえ! で、でも! ええぇ!?」


 常識的に考えてくれよ、と思わなくもないが、どうも変な思い込みのせいで混乱しているようだ。

 俺はイーナを諭すように説明してやる。


「塔は目印に歩いてきただけだよ。だって、外をよじ登るにしても、何時間もかかるんだぞ。

 第一、それだと最後には壁抜けバグを使って塔の中に入らなきゃいけない。

 今回はバグ技なんて使わないって、ちゃんと言っただろ」

「え、いや、えぅ……。うえぇ……!」


 口をパクパクさせて、何も言えなくなってしまうイーナ。

 その代わりに、少しだけ疲れた様子をにじませたミツキが、俺に尋ねた。


「では、私達の目的地は……」


 そう口にするミツキの目は、前方の「遺跡」を。

 いや、「遺跡に見える建造物」を捉えていた。


 だから俺は、うなずく。

 大きくうなずいて、宣言した。


「俺たちが向かうのは、天空都市のもう一つの『入口』にして脱出装置の終点。

 俗に『天国への扉(ヘヴンズドアー)』や『天上への階(エンジェルラダー)』とも呼ばれるショートカットのある『遺跡』……いや、落下した天空都市の一部だよ」


塔は本編とは無関係ってネタバレしたのに、どうしてみんな信じてくれないんだ!

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この時のためだけにわざわざ一年前に連載を始め、この一週間で何とか二十三話まででっちあげた渾身作です!
二重勇者はすごいです! ~魔王を倒して現代日本に戻ってからたくさんのスキルを覚えたけど、それ全部異世界で習得済みだからもう遅い~
ネタで始めたのになぜかその後も連載継続してもう六十話超えました

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