第3回内科専門医試験 再現2限目
2限目の再現です。
⚫︎2限目
臨床問題若年女性 ももとりんごでアレルギー症状
→口腔アレルギー症候群の診断 正しいもの
・豆類では同様の症状は稀である
・加熱でも高率にアレルギーを起こす
・果物の皮膚プリックテストが有用
臨床問題
片側の大量胸水、IGRA陽性
→結核性胸膜炎疑い 正しいもの2つ
・胸水リンパ球が上昇する ○
・胸水ADAが高値となる ○
・隔離が必要
臨床問題
尋常性乾癬で通院していたがステロイド自己中断
皮疹と関節痛で受診→乾癬性関節炎の診断
皮疹について正しいもの
・指趾炎 ○
・移動型
浮腫の原因は
・膠質浸透圧の上昇
治療は
・抗TNF-α抗体 ○
臨床問題
低Na血症で紹介、精査で小細胞肺癌
検査項目で正しいもの2つ
・ADH ○
・コルチゾール ○
臨床問題
中高年女性 湿性咳嗽で受診
胸部CTで気管支拡張あり、喀痰のグラム染色は陰性桿菌を認めるが貪食像はなし
治療として正しいもの2つ
・エリスロマイシン ○
・L-カルボシステイン ○
・レボフロキサシン
小脳障害できたすもの
・眼振
・複視
・安静時振戦
ALSの初期に認めないもの
・複視
・呼吸不全
バレット食道患者 胃食道接合部の位置で正しいものはどれか
臨床問題
皮膚筋炎でPSL 30mg/日で治療中
咳嗽、喀痰で受診、胸部CTで左肺浸潤影
喀痰で糸状菌陽性、β-Dグルカン高値
→肺アスペルギルス症と診断
治療は
・手術
・ボリコナゾール ○
臨床問題
男性 咳嗽、呼吸困難で受診 SpO2 88%(RA)呼吸不全あり
HIV抗体陽性、胸部CTで両肺すりガラス陰影
→HIV-PCP(ニューモシスチス肺炎)+呼吸不全あり
ST合剤内服に加えて必要な治療は
・HIV薬
・ステロイド ○
体質性黄疸について正しいもの
・非遺伝性である
・Gilbert症候群では絶食で間接Bilが上昇する ○
・Crigler-Najjar症候群では直接Bilが上昇する
臨床問題 意識障害で受診、羽ばたき振戦あり、肝性脳症の症例 K 3.2
意識障害に対する対応として誤っているもの
・便秘のコントロール
・抗痙攣薬の投与
・低K血症の補正
・分岐鎖アミノ酸の投与
臨床問題
特発性細菌性腹膜炎の症例
腹水所見(Albと好中球の組み合わせ)で正しいものはどれか
慢性膵炎について誤っているもの
・非代償期に腹痛は強くなる ×
膵癌のリスク因子は
・慢性膵炎
・IPMN
臨床問題 目の乾燥で受診 シェーグレン症候群疑い
採血は?
・抗SS-B抗体 ○
治療は
・ヒアルロン酸点眼
・IgA血管炎の予後因子として正しいもの
・血圧 ○
・IgA値
・血尿
・糸球体径
訪問看護で看護師がしないこと
・便秘薬処方
・リハビリテーション
臨床問題 発熱、頸部痛、頸部CTで環椎十字靭帯の石灰沈着像→クラウンデンス症候群疑い 正しいもの
・男性に多い
・高齢者に多い
・頸部の後屈より回旋で疼痛が増強する
介護申請の主治医意見書で特記すべき事項として正しいもの
・内服薬
・重症度
患者が椅子を蹴っ飛ばして怒鳴っている
対応として誤っているもの
・他職種で情報共有を行う
・客観的事実をカルテに記載する
・個室で1対1で対応する ×
院内の今後の対応として誤っているもの
・研修を行う
・患者の抑制の練習を行う ×
ペースメーカーについて正しいもの
・リードレスは右心耳に留置する
・無症状の完全房室ブロックは絶対適応である
・感染が起きた場合には菌血症になっていなくても抜去する
インスリン抵抗性の指標として正しいもの
・血糖×インスリン
・インスリン÷血糖
心臓MRIについて正しいもの
・ガドウリウム剤で腎性全身性線維症が起こる ○
心臓電気生理学的検査(EPS)の適応について正しいもの
・失神歴のあるブルガダ症候群
・動悸を繰り返すPSVT
・症状のない慢性心房細動
皮膚潰瘍をきたす疾患として正しいもの 2つ
・強皮症
・悪性関節リウマチ
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)について正しいもの
・子宮癌リスクである
・LHは低下、FSH上昇する
高尿酸血症治療について正しいもの
・アロプリノールは尿酸排泄促進薬である
・腫瘍崩壊症候群による高尿酸血症に尿酸分解酵素製剤を使用する ○
臨床問題 顔面や上肢優位の筋力低下
診断は?
・肢体型筋ジストロフィー
・顔面肩甲上腕型筋ジストロフィー ○?
臨床問題 若年男性 幼少期から心雑音聴取上肢の左右とも血圧高値、下肢は血圧正常な症例
医師の発言として正しいもの
・若年女性の方で多い病気の可能性があります(高安病を想定)
・大動脈縮窄症という小さい頃からの病気の可能性があります ○?
小さなVSDのある人の歯科治療について正しいもの
・歯磨きは1日1回以上しましょう
・歯石取りの場合には1時間前に抗菌薬内服が必要です
・抜歯のときには点滴の抗菌薬をします
・歯科処置後の発熱には10日抗菌薬を内服します
慢性過敏性肺炎で最も頻度が多いものは
・農夫肺
・塗装工肺
・加湿器肺
・鳥関連過敏性肺炎 ○
・住居関連過敏性肺炎
臨床問題 妊娠前から動悸症状のある甲状腺機能亢進症の症例
正しいもの
・プロピロチオウラシルで治療する
・妊娠による一過性甲状腺機能亢進である
臨床問題 t;9:22転座陽性
治療は?
・チロシンキナーゼ阻害薬
原発性骨髄線維症で認める赤血球はどれか
・標的赤血球
・菲薄赤血球
・破砕赤血球
・涙滴赤血球 ○
胆道癌について正しいもの
・ジクロロメタンが胆管癌のリスクである
・胆嚢癌が1番予後良い
・肝門部、中部胆管、膵内胆管に分類される
・癌性疼痛が初発症状として多い
・乳頭部癌の術前補助化学療法としてゲムシタビン・ナブパクリタキセル療法がある
EBV既感染を示す検査値はどれか
・IgM陰性-IgG陽性-EBNA陽性
臨床問題 発熱・頸部リンパ節腫脹→溶連菌感染症 治療は?
・ペニシリン
心不全で予後改善効果がないもの
・βブロッカー
・ループ利尿薬 ×
・ARB
・ARNI
DOACではなくワーファリンが適応となる疾患はどれか
・非弁膜症性心房細動
・僧帽弁機械弁置換後の洞調律
・僧帽弁形成術後のAF
・僧帽弁生体弁置換後のAF
臨床問題 歩行での下肢痛、間欠性跛行あり、検査で正しいものは
・下肢静脈エコー
・ABI ○
認知症について正しいものは
・ピック病―構成障害
・正常圧水頭症―他人の手徴候
・血管性認知症―レム睡眠行動障害
・レビー小体型認知症―?
・アルツハイマー型認知症―視覚認知障害
臨床問題 複視の問題
右注視で複視出現、どちらかの目を遮蔽すると消える
右注視で右目を遮蔽すると患者から見て右側(外側)の物体が消える
障害されているものは?
・右眼の内転障害
・左眼の内転障害
・右眼の外転障害
・左眼の外転障害
臨床問題 パーキンソン病治療中であったが治療自己中断。高熱、意識障害で救急搬送
治療として誤っているものは
・パーキンソン病薬再開
・ダンドロレン投与
・ハロペリドール投与
鉄欠乏性貧血の治療終了目安は?
・フェリチンの正常化
臨床問題 労作時呼吸困難で来院 ソーセージ様手指認める→MCTD疑い
まず施行するべき検査は?
・心エコー
臨床問題 77歳男性、グリメピリド内服中、軽度認知機能低下あるがADL問題なし
糖尿病の治療目標となるHbA1cで正しいもの
・A1c 7.0-8.0%
・A1c 8.0-9.0%
臨床問題 R-CHOP療法後に四肢のしびれ、歩行困難となった
原因として考えられる薬剤はどれか
副作用の報告はどこに行う?
臨床問題 抗ARS抗体陽性症候群
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