VOICES
社員紹介
まちの血管とも呼べる道路を設計する難しさ。しかしその難しさがやりがいに
設計事業部 基盤設計室 / 2019年入社
高塚 優哉
Takatsuka Yuya
理工学部理工学科卒業。学生時代はバイトにも手を抜くことはなく、バイトリーダーを務める。趣味は旅行でいつかは47都道府県すべてを制覇したいと考えている。印象的だった旅先は青森県。日本の地方を旅することで気分転換だけでなく、これからのまちづくりやインフラの未来を考えるヒントも得ようと努力している。
学生時代に土木を学び、都市計画における設計の仕事をしたいと考えるようになりました。都市計画のコンサルティングを行う会社はたくさんありますが、昭和は総合的な都市計画の立案を得意としています。つまり最初の提案から調査分析、計画立案、設計。さらには関係者間の合意形成やまちの管理まで、都市計画の広い範囲に関われることが他社と大きく異なった点です。
まちづくりの仕事の中でも、設計職は積極的に新しい情報や知識を吸収する姿勢がなければ務まりません。最新工法などの技術的な知識はもちろんですが、道路設計は細かな法律に準拠してこそ形になります。私が現在担当しているのも道路設計で、更地にマンションを建てる設計とは様々な点で違いがあります。道路の場合は生きているまちが舞台です。そこには既に建ち並んでいる住居があります。近隣の道路を走る自動車の台数や弱い地盤がないかどうかも調査し、様々なデータを元に新しい道を設計していきます。
エリアも住居も地盤も案件ごとに条件が異なるため、二度と同じ設計はありません。そのため毎回地道な作業を繰り返すことになりますが、実際に自分の設計した道路が完成したときの達成感は、簡単には言葉にできないぐらいうれしいものです。実績としては小さな県道ですが、検索エンジンのマップに出てくる揺るぎない実績です。目標は道路の大きさよりも、当たり前に安心して利用してもらえる道路を設計していくこと。昭和はそんな若手社員をしっかり守ってくれる安心感のある会社です。
現場に出向く仕事を求めて測量事業部で活躍。
3Dレーザーなどの新技術を活用できるプロへ。
測量事業部 測量情報空間室 / 2018年入社
両角 明美
Morozumi Akemi
獣医学部生物環境科学科卒。大学時代は農村地におけるカエルの生態を研究。また農業土木も科目に組み込まれ、測量の授業も経験。体を動かすことが好きで、学生時代からスキューバダイビング・アルティメットなどを趣味としている。大学で測量士補、実務1年を経て2020年に測量士の資格を取得。
卒業研究や測量の授業を通して、現場に出向く仕事がしたいと思い、大学で少しかじった測量調査をはじめ、広くまちづくりに関われると感じた昭和に入社しました。測量は「三脚と機材を使った仕事」と思っていたのですが、近年は国が主導するICT化推進の流れも受けて、私は3Dレーザーを用いた測量にも携わっています。街の区画整理や道路拡張ニーズに応える案件が多いですが、都市部に限らず地方の山の中で測量もします。現場では重い測量機器を持って移動することもあり、体力的にきついと感じることも。ただ複数人チームで回るので、先輩方もその辺は気遣ってサポートいただけます。3Dレーザーは樹木生い茂る場所や急斜面も立体的地形を浮き上がらせることが可能で、そのデータを設計に渡すことで計画が進んだとき、「頑張って良かった」という実感が大きなやりがいです。
今後は先輩方のように、自治体と打ち合わせて意見を出せる技術者が目標。3Dレーザーや小型ドローンも使いこなし、測量のICT化に貢献したいです。2年目になって設計や計画が必要とするデータを考えて提案するなど、広い視野で仕事ができるようになったと感じます。測量は、女性の緻密さや感性も生かせますよ。
ハード整備だけのまちづくりではなく、人と人との繋がりを生むようなまちをつくりたい
開発事業部 事業開発室 / 2019年入社
和田 健
Wada Takeru
大学院工学研究科建築学専攻修士課程修了。大学院では空き地や低未利用な公共空間を活用したまちづくり研究、地域に入り空間活用イベントを実践したほか、学童施設で嘱託職員を務める等の経験を経て、机上の研究だけでなく、実際にまちの中に飛び込むことの大切さを学んだ。一方で高校大学ではブレイクダンスに明け暮れた。
私の大学院での研究は、例えば商店街の駐車場に芝生やイス・テーブルを設置し、オープンカフェで賑わいを創出するような空き地や公共空間を実践的に活用するまちづくりについてです。昭和はまちづくりの総合技術コンサルタント。測量から都市計画、区画整理の事業計画・設計、地権者対応やエリアマネジメントまで幅広い業務を行っているため、「最初から最後まで一貫したまちづくりに関わりたい」という想いを実現するなら当社しかないと考えました。
事業開発室では主に民間からの相談を受け、土地区画整理事業の手法を含めたベストな解決策について事業化検討を行っています。例えば鉄道沿線の大きな土地の開発や、農家さんが持て余している生産緑地の活用相談まで、様々な調査をもとに提案しています。コンサルタントとしてはまだまだ修行中の身ですが、最近は自分の特技を活かし、まちづくりビジョンの冊子デザインやパンフレットの作成などを担当させてもらう機会もあります。
当社は1年目の研修期間に複数の部署を経験できます。その期間を経て、働く環境やのイメージを膨らませることができますし、その後の日々のコミュニケーションを通しても、風通しのよい関係を築くことができる会社だと感じられます。そういう環境をつくれる会社だからこそ、まちづくりという大きな仕事にも、責任感だけでなく楽しさや熱意を持って取り組めるのだと思います。単なるハード整備と捉えられがちなまちづくりですが、当社の業務を通し、人と人との繋がりを生みそして深められるまちをつくっていきたいです。