麻雀一番街
『麻雀一番街』(まーじゃんいちばんがい)は、香港のLANCELOT TECH LTDより開発・配信されているオンライン対戦麻雀ゲーム[1]。
Android版[1]、iOS版[1]、macOS版、Windows版、Linux版、Steam版[2]があり、日本式麻雀(リーチ麻雀)のルールで、四人麻雀と三人麻雀、及びオリジナルの二人麻雀のプレイを提供している。
概要[編集]
2022年1月19日に日本、韓国、アメリカなど60か国と地区でサービスを開始したオンライン対戦麻雀ゲーム。
基本プレイ無料で、アイテム課金制。プレイヤー(キャプテン)が操作するキャラクター(雀士)やアクセサリ、エフェクトはガチャにあたる「募集」などから入手できる。キャラクターを対局でアバターに用いたり、贈り物アイテムを使用したりすることでそのキャラクターの「好感度」が上昇し、追加ボイスや追加衣装が解禁される。
対局においては、各キャラクター固有のスタンプ・ボイス機能を使用できるのが特徴[3]。サービス開始前からMリーガーの瑞原明奈・松本吉弘を公式アンバサダーとして起用[4][5]。他のプロ雀士も数多くプロモーションに協力し、Twitterを中心とした麻雀ファンの取り込みを行い話題を呼んだ。
対局では左端の設定から自動理牌、自動和了、鳴きなし、ツモ切りの4種類のオンオフが選べるほか、リーチ時およびツモ切りオン時に自動カン、自動北抜き(三人麻雀)のオンオフが選べる。
一部のイベントでは、ミニゲームが期間限定で遊べるようになっている[6][7]。そのうち、リコリス・リコイルコラボ時の天和リコリコにて登場した「清一色の試練」(二人麻雀)は友人戦にて常設化された[8]。
ゲームモード[編集]
段位戦[編集]
高段位への昇段を目的にする対戦室。四人麻雀と三人麻雀の段位は別である。段位は以下21段階に分かれており、対局に勝利すると得られるポイントを貯めることで昇段が可能。
初登場、D3、D2、D1、C2、C1、B2、B1、A2、A1、初段、二段、三段、四段、五段、六段、七段、八段、九段、十段、天下一番
また、段位を上げるごとに以下4つの部屋へ入場可能となる。
- 新星卓:レーティング制限なし、初登場~三段
- 霞月卓:レーティング制限なし、初段〜六段
- 炎陽卓:レーティング制限なし、四段以上
- 銀河卓:レーティング1,800以上、七段以上
大会戦[編集]
2卓以上の規模の大会をアプリ内で開催することが可能。運営が設置する公式、個人で作成可能な非公式・個人の3つに分かれている。公式大会には定期的に開催される256人大会と、常設されているものがある。公式大会にはアウルを使用するものと一番券を使用するものに分かれており、常設大会には四人麻雀と三人麻雀がある(定期開催の大会は四人麻雀固定)。常設大会はアウルを使用するものは8人大会(四人麻雀)と9人大会(三人麻雀)、一番券を使用するものは32人大会(四人麻雀)と27人大会(三人麻雀)がある。四人麻雀は上位2人、三人麻雀は1位が次戦に進出できる。256人大会の1回戦のみ東風戦で、他は全て一局戦で行われる。
友人戦[編集]
個室IDを入力、もしくは招待リンクをクリックすることで、設定したルールで任意の相手と対局することが可能[注 1]。割れ目、オープンリーチ、祝儀ポイント、焼き鳥といった友人戦ならではのルールを設定可能。段位ポイント・レーティング・アウルは変動しない。
一局戦[編集]
25,000アウル、または50一番券を賭けて三人麻雀一局戦を行える。段位に関わらずマッチングする。北抜きはなし(自風に関わらず役牌となる)。カンドラは即表示。和了した役の翻数に応じたアウルまたは一番券が獲得できる[注 2]。三倍役満以上は二倍役満として計算される。流局するとそのまま終了[注 3]。賭けたアウルおよび一番券は返還されない。段位ポイント・レーティングは変動しない。
ルール[編集]
四人麻雀・三人麻雀は段位戦のもの。二人麻雀は現在は友人戦でのみ選択可能[注 4]。大会戦(個人開催)や友人戦では一部ルールの任意変更が可能。
四人麻雀[編集]
- 配給原点:25,000点
- 返し点:30,000点
- 順位点:1位+30、2位+10、3位-10、4位-30 (段位ポイントとは別途集計)
- オカ:あり
- 赤3枚
- 一発、裏ドラ、槓ドラ:あり
- 喰いタン、後付け:あり
- 全員が30,000点未満の場合は南入、西入あり
- 途中流局:あり(九種九牌、四風連打、四槓散了、三家和、四家立直)
- 聴牌連荘:あり
- 大明槓嶺上パオ:あり
- 役満パオ:あり
- 人和:なし
三人麻雀[編集]
- 四人麻雀との相違点は以下の通り。
- 配給原点:35,000点
- 返し点:40,000点
- 順位点:1位+20、2位+0、3位-20
- チー:なし
- 赤2枚
- 二萬〜八萬は使わない
- 全員が40,000点未満の場合は南入、西入あり
- 北抜きドラ:あり(北抜きはフリテン・槍槓の対象にならない(ロンあがり可能)。地和・ダブル立直・一発は無効になる)
- ツモった際の点数計算:ツモ損
- 途中流局:あり(九種九牌、四槓散了)
二人麻雀(清一色の試練)[編集]
- 配給原点:150,000点
- 返し点:なし(どちらかが箱下に沈むまで継続)
- 順位点:なし
- オカ:なし
- チー、ポン:なし
- 大明槓、加槓:なし[注 5]
- ドラ、赤ドラ、裏ドラ、槓ドラ:なし
- 一発:あり
- 喰いタン、後付け:なし(不可能)
- 1種の数牌のみ使用[注 6]
- 途中流局:あり(四槓散了)
- 聴牌連荘:あり(聴牌料はなし)
- 供託:なし
- リーチ棒:局終了後にリーチ宣言者が回収(リーチ棒分の点数の移動なし)
- ツモった際の点数計算:ロンと同じ
- 人和[注 7]:あり(役満)
- チョンボ[注 8]:役満払い(親48,000点、子32,000点)
雀士[編集]
初期キャラクター[編集]
- 一色清美(CV.小倉唯)
- 三宅環奈(CV.新井里美)
ガチャキャラクター[編集]
- 東方凪(CV.小倉唯)
- 九鬼蓮心(CV.新井里美)
- 天海汐月(CV.長谷川玲奈)
- 五十嵐紗子(CV.長谷川玲奈)
- 天宮健一(CV.森嶋秀太)
- 雀丸(CV.森嶋秀太)
- 赤羽アテナ(CV.石川由依)
- 五月女百合香(CV.石川由依)
- 白羽飛鳥(CV.内田真礼)
脚注[編集]
- ^ a b c “世界中の雀士達の聖地で個性豊かな雀士達を率いる麻雀チームのキャプテンとなり頂点を目指す新作ゲームアプリ! – オンラインゲームPLANET”. 2022年8月7日閲覧。
- ^ “Steam:麻雀一番街 - オンライン対戦麻雀ゲーム”. 2022年11月7日閲覧。
- ^ “麻雀一番街とは?特徴や評判、遊び方を徹底解説”. 2023年1月1日閲覧。
- ^ “「麻雀一番街」公式アンバサダー、瑞原明奈が大会戦で対局”. 2023年1月1日閲覧。
- ^ “オンライン麻雀「麻雀一番街」公式アンバサダー・松本吉弘が段位戦を実施”. 2023年1月1日閲覧。
- ^ “イベント「聖夜の魔法の地」が開催”. X. 2024年1月22日閲覧。
- ^ “イベント「織りなす音」が開催”. X. 2024年1月22日閲覧。
- ^ “友人線に「清一色の試練」を追加”. X. 2024年1月22日閲覧。
注釈[編集]
- ^ 対局前であれば、部屋の作成後もルールを変更できる。
- ^ 3翻以下の和了は賭け金より報酬が少ない。
- ^ 流し満貫は満貫として成立する。
- ^ ここでは、友人戦でのデフォルトの設定を示す。
- ^ 加槓はポンができないため不可能。
- ^ 天和リコリコで登場した際には筒子で固定だった。
- ^ カンが入ると無効(清一色が完成しているので和了はできる)
- ^ チョンボには、ノーテンリーチ、誤ロン、誤ツモ、待ちの変わるカンがある。
出典[編集]
2.アプリ紹介ページ