クロノアクロニクル第43回!
今回もクロノアが3Dのゲームである意味についての続き。
Jun 9, 2018 · 12:46 AM UTC
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クロノアの基本コンセプトのひとつが『2Dの操作で3Dを味わってもらう』事なので、2Dのアイデアは極力3Dに置き換えられないか、そしてさらには3Dだからできる事にならないか、を粘り強く突き詰めていきました。
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ある日、企画のI君がボス戦のアイデアを持って相談に来ました。
それはバラディウム戦のアイデアでした。
谷間に掛かっている橋の上で、奥にいるボスに向かって膨らませた敵を投げてぶつけて倒すという仕様でした。
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私はこれだけだと2Dのゲームで奥に攻撃するゲームと何ら変わらないと思ったので、もっと3Dらしくできないかなぁ?と一緒に考え出しました。
そこで閃いたのが、橋は吊り橋で、両端が爆破されてブランコみたいに前後に揺れる映像でした。ボスが近づいたり遠ざかったりするんです。
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これならブランコに乗っている時みたいにカメラアングルがちょい見下ろしからちょい見上げるアングルまでダイナミックに変化するので迫力が出ると思ったのです。
そのアイデアを話すとI君は
「え?それだけでいいんですか?」
と言うのです。
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確かにそれだけではただの演出に過ぎない、だからこそのゲーム性になっているのが理想。
そう思った瞬間、ブランコで前後に揺れる時に高さが変わるからそれを利用してぶつけないと当たらない場所に急所があるのはどうか? と思いついたのでした。
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