おととし、埼玉県で同僚のインドネシア人の男性を殺害し、福島県の畑に遺棄した罪に問われているインドネシア人の男の裁判員裁判の初公判が開かれ、男は起訴内容を認めました。

インドネシア国籍のアフマド・サエフディン被告(36)は、おととし12月、同僚でインドネシア国籍のアリス・セティヤ・イラワンさん(当時29)の頭をハンマーで複数回殴って殺害し、福島県内の畑に遺棄した罪に問われています。

きょう、さいたま地裁で開かれた裁判員裁判の初公判で、アフマド・サエフディン被告は「間違いありません」と起訴内容を認めました。

検察側は、冒頭陳述で「犯行は残虐で被害結果は重大」などと指摘しました。

一方、弁護側は「起訴内容を争わない」としたうえで、「殺害は計画的なものではなく突発的な犯行で、アリスさんを殺害したことを反省し、後悔している」と主張しました。

判決は、今月22日に言い渡される予定です。