弊社は2013年に可児市川合に放課後等デイサービス「虹の橋」を開設して以来、美濃加茂市、下呂市、中津川市、本巣市、北方町に放課後等デイサービス施設を開設し、現在14を数えるまでとなりました。
その間、多くのお子様や保護者の皆様方からお話を聞かせて頂く中で、お困りやお悩みに応えたいという想いから、就学前児童のための児童発達支援、保護者の方のレスパイトケアのための短期入所、お子さまの適切な支援を計画するための相談支援も開設いたしました。発達の課題や困り感を持ったお子さまとその保護者の皆様に喜んでもらえる施設であること、そして「お子さま一人ひとりの個性や特性を大切にしながら、お子さまの良さを伸ばしていく」ことを大切にしながら、職員一同、日々の支援に全力で向き合っております。
また、中学校卒業後の進路の一つとして個々の特性に応じた学びの場として通信制高校サポート校を可児市に2校開校いたしました。一つは岐阜県瑞浪市にあります中京高等学校通信制課程のサポート校「明誠義塾高等学院」です。明誠義塾高等学院では、主に不登校であったり、自分らしいスタイルで学校生活を送りたい生徒を対象としたサポート校です。生徒たちにとって「安心できる居場所」であることを大切にしています。もう一つは、福岡県田川郡川崎町にある明蓬館高等学校のサポート校「令和さくら高等学院」です。令和さくら高等学院では、主に特別な支援が必要な生徒を対象とし、福祉と医療と連携した支援を行っています。発達の課題のある生徒に対しても、特別支援教育及び発達障害専門のスキルを持った職員や公認心理師が常駐し、教育以外の面からでも生徒たちにとって居心地のよい学びの場を目指しながら子どもたちに寄り添っています。両校を開校して以来、中濃地区以外からも多数のお問い合わせをいただくようになり、その声にお応えするために、令和さくら高等学院の下呂サテライトと美濃加茂学習センターも開設いたしました。
放課後等デイサービスや通信制高校サポート校を運営する中で、利用者や生徒、保護者の皆様から様々なご相談を受けてまいりました。その中で、特に多くお話をいただいたのが卒業後の居場所についてです。一般就労については様々な業種や職種の選択が可能ですが、障がいを持ったお子さまの就労については働き場所や受け入れ先が少なく、職場を見つけること、そして定着し継続していくことにお困りやお悩みを抱えていらっしゃる方が多いことが現状です。その中で、弊社は皆様のために何ができるかを考え、就労支援事業として就労移行支援と自立訓練(生活支援)を設立しました。
また、八百津町3,400坪の敷地で馬の養老牧場「天空の牧場 スクーデリアステラ」、可児市内にキャンピングカーレンタル店「キャンタル岐阜可児店」を運営しております。両事業所は、就労移行支援の施設外支援、設立計画中の就労継続支援B型の施設外就労として活用予定です。
さらに、系列クリニックとして専門医によるリハビリテーションを有する小児発達外来・児童精神科「さくらこどもリハビリクリニック」と提携をしております。さくらこどもリハビリクリニックでは、作業療法士・理学療法士・臨床心理士といった専門スタッフによるリハビリや諸検査を受けることができます。
福祉(放課後等デイサービス・児童発達支援・短期入所・相談支援・就労移行支援・自立訓練)、教育(通信制高校サポート校)、医療(小児発達外来・児童精神科)のトライアングルで連携することが、地域のお子様たちへのより厚い支援に繋がっていくと考えております。
近年になり、個性や特性、多様性を尊重し、個々の持っている潜在的な力をより一層発揮することができる共生的な社会になりつつあります。私たちは、お子さま一人おひとりの良さを認め、最大限に伸ばしていきます。すべてのお子様が幸せと感じて頂けることが私たちの使命であり願いでもあります。
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