生産技術
山田 悠希
2017年入社
まず現場を見て、モノに触れる。それが、いい設備づくりの第一歩。
製品を生産できるよう設備を準備する、「生産準備」が私の仕事です。図面をもとに材料の加工手順を考え、コンピュータシミュレーションなどで検証を重ねて、製造方法を決めます。そして金型や治具を発注し、完成したら試しに製品をつくってみて、良品ができるまで何度も試行錯誤します。うまくいく方法が見つかった時は達成感がありますね。でも、それで終わりではありません。その後も製造スタッフの作業訓練や、現場の改善など、担当した工程との付き合いは、ずっと続くんです。
初めて自分の担当を持ったのは、入社1年目。先輩から引き継いだ案件を、周囲の人たちに相談しながらやり遂げました。今でも問題なく稼働していて、現場の作業者に聞いても不満は出ていません。それでもまだまだ勉強中。新しい案件を担当すると、できるだけ現場を見たり、治具を借りて試したりして考えます。機械の動作や機構は、自分で見たり触れたりしないとわからないこともありますから。先輩たちのように、実物で試さなくても、シミュレーションデータから加工がうまくいくかどうかを判断できるようになることが、今の目標です。
