2021年1月29日
SBIホールディングス株式会社
マネータップ株式会社

 SBIホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:北尾 吉孝、以下「SBIホールディングス」)は、2020年10月28日付の「リップルによるマネータップ株式会社への出資のお知らせ」にて、子会社であるマネータップ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:川島 克哉、以下「マネータップ社」)の株主として、Ripple Labs Inc.(本社:米国サンフランシスコ、CEO:Brad Garlinghouse、以下「リップル社」)が出資参加することをお知らせしておりましたが、このたびその手続きが完了しましたので、お知らせいたします。なお、このたびのリップル社による出資により、同社はマネータップ社の外部筆頭株主(出資比率:33%)となるほか、マネータップ社はリップル社より2名の役員を受け入れることとなりましたので、あわせてお知らせいたします。

 マネータップ社はリップル社が開発するエンタープライズ向けブロックチェーンソリューションのRippleNetを基盤に、個人間、金融機関間、企業間の次世代金融インフラを構築しています。具体的には、決済の24時間365日リアルタイム化、内外為替一元化、そのためのセキュリティの高度化を推進しており、現時点で接続している3行に加え、2月中にも新たに3行が接続し、年内には接続銀行数は20行に達すると見込んでおります。特に、昨今の金融犯罪の高度化に対するセキュリティ問題に関しては、デジタル人材(ヒト)不足、犯罪手口などの情報(モノ)不足、対策資金(カネ)不足が課題と考え、SBIグループ全体でセキュリティの共同基盤化を進めてきました。今春にはeKYCと生体認証によるデジタルアイデンティティで身元確認と当人認証・認可機能を強化し、共同基盤として金融機関や決済企業等にご提供することで、顧客に安心・安全で高品質なサービスを低コストで実現することを推進していきます。多数の地域金融機関を含む計38社の既存株主に加え、基幹技術の開発元であり、SBIホールディングスのパートナーでもあるリップル社を新たに株主に迎えたことで、新機能・新サービス開発を加速化し、より一層の利便性向上による顧客満足度向上を目指していきます。

【新任役員の氏名・経歴】
Eric van Miltenburg
(エリック・ヴァン・ミルテンブルグ)
リップル社のチーフビジネスオフィサー。成長性の高い新興企業や、アドビ、米ヤフーなどのフォーチュン500の企業で上級職を歴任。事業開発、戦略計画、事業運営、企業開発において、20年のリーダーシップ経験を有し、テクノロジー企業の成長加速戦略の経験を持つ。
吉川 絵美
(よしかわ えみ)
リップル社のコーポレート戦略及びオペレーション担当バイス・プレジデント。日本におけるパートナーシップ事業も兼任。モルガン・スタンレーから独立したMSCIで、プロダクト開発担当を務めるなど、金融テクノロジー分野で10年以上の経験を有し、米国・アジアなどの越境ビジネスのコンサルティング経験を持つ。ハーバード・ビジネススクールのMBA、CFA協会認定証券アナリスト資格(CFA)を保有。
【マネータップ社 役員構成】
取締役 会長 北尾 吉孝
代表取締役社長 川島 克哉
取締役 髙村 正人
取締役 朝倉 智也
取締役 バスケス・カオ・フェルナンド・ルイス
取締役 栗嶋 昭仁
取締役 Eric van Miltenburg
取締役 吉川 絵美

【マネータップへの出資会社】
SBIホールディングス、リップル社、足利銀行、阿波銀行、愛媛銀行、大垣共立銀行、北日本銀行、きらぼし銀行、群馬銀行、京葉銀行、山陰合同銀行、滋賀銀行、静岡銀行、島根銀行、清水銀行、新生銀行、住信SBIネット銀行、スルガ銀行、セブン銀行、仙台銀行、第三銀行、大和証券グループ本社、筑邦銀行、東邦銀行、東和銀行、栃木銀行、肥後銀行、広島銀行、福井銀行、福岡中央銀行、福島銀行、北陸銀行、みちのく銀行、三井住友銀行、三井住友信託銀行、宮崎銀行、山口フィナンシャルグループ(山口銀行、もみじ銀行、北九州銀行)、他1金融機関

以上