クロノアクロニクル 第22回! 今回はエンディングに込めた思いについてお話します。
とにかく主人公の名前はクロノアに決まりました。 タイトルも「風のクロノア」と決め、風玉を発射して敵を膨らませる主人公が風の村から出発して世界を巻き込んだ大冒険の末、世界を救ってしまうというストーリーを一気に書き上げました。
このシナリオをビジュアルのあらゐくんに見せると、ノリノリでいろいろ台詞などを書き足して脚色してくれました。 できたものを見せてもらうと、ゲームの幕間としては冗長な部分が多く、それを私がバッサバッサとそぎ落とし、またあらゐくんが肉付けし、この繰り返しでシナリオが完成しました。
完成したシナリオを全スタッフに開示すると、すごい好評でした。中でも後にススムくんをデザインするマッキーが「ディック入ってますね」って言ってくれたのが嬉しかった。 ディックというのは敬愛するフィリップ・K・ディックのことです。 彼はブレードランナーの原作者です。

Dec 30, 2017 · 1:25 AM UTC

ゲームが映画に憧れて真似事をしている作品が多く、私が今までに創ったゲームも同様に映画的なるものとしてのゲームを目指していたと言えると思うのですが、もう一歩進めて、ゲームでなければ語れないストーリーというものができないか? と考えた末のエンディングでした。
この時考えていたのは、とかく納得がいかないことの多い「夢落ち」を納得のいく形でできないかというテーマでした。 だから私の中では、全てはこのエンディングを描くためにクロノアを創ったと言っても過言ではありません。 次回は年明け2週目の1月13日になります。みなさん、よいお年を! つづく
Replying to @yoshi_clonoa
かわいいキャラクターやブリーガルが舞台だからファンタジーのカテゴリーですけど、内容はかなりSFだと感じてました…!未来世紀ブラジルをちょっと思い出しちゃうような、ドーン!と衝撃でした
未来世紀ブラジル! いいですね。 私的にはファンタジーの形をして超現実を描いているつもりです。