クロノアクロニクル 第13回! かつてテクモで創った「ラディア戦記」の心残りから、クロノアのストーリーのアイデアが生まれました。

Oct 28, 2017 · 6:55 AM UTC

「ラディア戦記」はアクションRPGでしたので、当然壮大なストーリーがあり、アッと驚く結末が待っていることも期待されているものでした。 しかし今創っているのは万人向けアクションゲームです。 でもだからこそ、その話をやる意味があるんじゃないかと思い始めたのでした。
アクションゲームといったら「スーパーマリオブラザーズ」でしょう。 ピーチ姫がクッパにさらわれた! 助けて! マリオ! こうしてクッパは倒され、無事ピーチ姫は助かりました。めでたし、めでたし。 ストーリーなんて誰もがそんなもんだろうと思っているアクションゲーム。
むしろだからイイ! と思いました。 「裏山に何か落ちたみたいだよ、行ってみよう!」 そしたら悪い奴に歌姫がさらわれて、冒険の旅に出る。 そんな冒頭部分だったら誰もがマリオのラストだと思うだろう。だからイイ!
そうして最初に出逢いのシーンとあの別れのシーンを思い付いた時、ちょっと震えました。 これは誰もが驚くぞ! そして出社すると企画新人のK君にそのストーリーを効果的な話術で語ったのです。するとK君はとても興奮して面白いと言ってくれました。 つづく
次回以降、もっと詳しく解説する予定です。 お楽しみに!