クロノアクロニクル 第10回! 二段ジャンプのアイデアが膨らんで、コンセプトの変更を余儀なくなれ、ひとり変更を決断したのでした。

Oct 7, 2017 · 12:53 AM UTC

アイデアって最初閃いた時は頭の中で映像とテンポでイメージされてるんですが、それが開発を進めていく中で、イメージと違っていたものが急にピタッとはまって、「あ~、最初にピンときた時の、いいなと思ったあの感じはコレだったんだな~」となる事があるんですよね。
アイデアの本質を『発見』するような感じ。 クロノアの2段ジャンプは、まさにそういう感じでした。そうか、実はこれを探してたのか。 その瞬間はまるで難解な連立方程式が解けた瞬間のように「わかった!」という感じでした。
いいアイデアに出逢う瞬間はこういうことがよくあります。「思い付いた」ではなく「わかった」という感じ。答えはイメージの中にあったのです。 コンセプトが変わった瞬間でした。
コンセプトを「敵を利用してマップを攻略するアスレチックアクション」に変更しました。 しかし空中に敵を配置して連続で二段ジャンプをすることで空中を渡って行ったり、どんどん高く上がって行ったりするのは確かに面白いですが、一回失敗すると致命的なので基本的には使わないことにしました。
みなさんご存知のように、メインゲームで基本使わないことにしたこの連続二段ジャンプのアイデアはストーリークリア後のバルーの塔にすべて盛り込んであります。 ここなら思う存分やり応えのある配置をしていいことにしたので、企画陣は競って面白い配置を創っていきました。 つづく