小学館の方と打合せをすることになりましたが、まだ契約していないのでゲームの内容は伏せていました。実際どういう遊びになるかはまだ見えていなかったというのが正直な所でしたが、そこは含みを持たせて「契約するまではお話できないんです」と言っておきました。先方はとても気になってたようです。
死なない主人公でどうやってゲームにするかはなかなか答えが見つかりませんでした。せいぜい時間制限があるぐらいで。
でもそれだと時間切れになったら最初からやり直しとなり、途中で嫌になってしまいそうという懸念が拭えませんでした。
そんなある日、再び課長から呼ばれたのです。
ところが、その時すでにできていたカメラワークとチェーンのアクションを見て、課長が
「でもこれ、面白そうだからオリジナルでアクションゲーム創ってよ」
と言い、継続することになりました。ここでペンディングになっていたらクロノアは存在しなかったわけですね。
つづく
Aug 26, 2017 · 12:52 AM UTC