1998 大学入試センター試験 本試験 数II・数IIB・旧数IIMathJax

Mathematics

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1998 大学入試センター試験 本試

数学II・数学IIB共通

配点13点

正解と配点

易□ 並□ 難□

【1】

〔1〕 正の定数aに対して,方程式

52x+2x+3=2a

を考える.t=2xとおくと,方程式

t2at+8=0

となり,さらに

(ta)2+エオa2カキ=0

と変形される.したがって,a>ケコのとき方程式2個の解をもつ.

 また,a=ケコのとき方程式は,ただ一つの解

x=1(log2)

をもつ.

1998 大学入試センター試験 本試

数学II・数学IIB共通

配点17点

正解と配点

易□ 並□ 難□

【1】

〔2〕 0°θ90°の範囲で,関数

を考える.

(1) f(60°)=である.

(2) θ=ソタ°のとき,f(θ)は最小値をとる.

(3) g(θ)=cos(θ+トナ°)と表せる.とくに,g(θ)=825ならば,

f(θ)=sinθ=+10

となる.

1998 大学入試センター試験 本試

数学II・数学IIB共通

配点30点

正解と配点

易□ 並□ 難□

【2】 a>0とし,直線y=2axlとする.

(1) 点(−1,0)x軸に接する放物線C1が直線lにも接しているとする.その接点Pの座標は(,イウ)であり,C1の方程式はy=(x+1)2である.

 次に,x軸に接する放物線C2:y=p(xq)2が点Pを通り,点Pでの接線が直線lと直交しているとする.このとき,点PでのC2の接線の傾きはカキクケであり,pq

p=1コサaq=+a

である.

(2) 放物線C1x軸,直線x=で囲まれる部分の面積をS1とし,また放物線C2x軸,直線x=で囲まれる部分の面積をS2とする.S1S2aを用いてそれぞれ

S1=aS2=ツテa

と表される.

 したがって,3S1=S2となるのは,a=のときである.

1998 大学入試センター試験 本試

数学II

配点20点

正解と配点

易□ 並□ 難□

【3】 二つの2次関数

f(x)=x2g(x)=x26x+12

を考える.放物線y=g(x)の頂点は(,)であり,二つの放物線y=f(x)y=g(x)は点(,)で交わる.

 放物線y=f(x)上の点(a,f(a))における接線lの方程式は

y=axa2

である.この直線lがもう一方の放物線y=g(x)にも接するならば,a=である.このとき,直線lと放物線y=g(x)との接点のx座標はであり,二つの放物線y=f(x)y=g(x)およびこれらに接する直線lで囲まれる部分の面積はとなる.

1998 大学入試センター試験 本試

数学II

配点20点

正解と配点

易□ 並□ 難□

【4】 円C:x2+y26ax4ay+26a65=0の中心の座標は

(a,a)

であり,円Caの値によらず2定点

A(ウエ,)B(,キク)

を通る.点  ABにおける円Cの接線の傾きはそれぞれ

ケコaaセソa+a+

である.ただし,分母が0となる場合は除いて考えるものとする.

 この2定点ABにおける円C2本の接線が直交するならばa=テトまたはa=である.

 また,点Aにおける円Cの接線が原点を通ればa=である.

1998 大学入試センター試験 本試

数学IIB

選択問題 配点20点

正解と配点

易□ 並□ 難□

1998センター試験数学IIB【3】の図

【3】 右図のように向かい合う面が平行である六面体OABCDEFGがある.ただし,面OABCCBFGは一辺の長さが1の正方形であり,面OCGDCOD=60°のひし形である.

 このとき

である.

 a0<a<1を満たす数とする.線分EB2:1に内分する点をP線分GEa:(1a)に内分する点をQとすると

である.

 線分PQの長さは,a=のとき最小値サシをとる.

1998 大学入試センター試験 本試

数学IIB

選択問題 配点20点

正解と配点

易□ 並□ 難□

【4】 この問題では,複素数の偏角はすべて0°以上360°未満とする.

 α=22(1+i)とし,等式

|zα|=2

を満たす複素数zを考える.

(1) zの中で絶対値が最大となるものは

(+i)

である.

(2) zの中で偏角が最大となるものをβとおくと,βαの絶対値はで,偏角はカキ°である.また

β=++i

である.さらに,βの偏角はタチ°である.

 1n100の範囲で,βnが実数になる整数n個ある.

1998 大学入試センター試験 本試

数学IIB

選択問題 配点20点

正解と配点

易□ 並□ 難□

【5】〔1〕 円いテーブルのまわりに12個の席がある.そこに二人が座るとき,その二人の間にある席の数のうち少ない方をXとして確率変数Xを定める.ただし,二人の間にある席の数が同数の場合は,その数をXとする.このとき

P(X=0)=イウP(X=1)=オカP(X=5)=クケ

である.

 期待値(平均)はE(X)=コサシスであり,分散V(X)=セソタチツテである.

〔2〕 ab4以上の整数とし,a個の席のある円いテーブルとb個の席のある円いテーブルがある.そこに二人が座るとき,二人がそれぞれ確率12でどちらかのテーブルを選んで座るものとする.二人が同じテーブルでとなりあって座る確率をp(a,b)とする.

 いつp(a,b)=114となるかを調べてみよう.p(a,b)=114を変形すると

(a)(b)=ニヌ

となる.

 したがって,a=bならばa=ネノのとき,p(a,b)=114となる.

 また,a>bならばa=ハヒb=のとき,p(a,b)=114となる.

1998 大学入試センター試験 本試

数学IIB

選択問題 配点20点

正解と配点

易□ 並□ 難□

【6】 100未満の正の整数aに対して,正の整数xy

2a=1x+1yxy

を満たすもののうちyをすべて求めるプログラムを作った.ただし,INT(X) X を超えない最大の整数を表す関数とする.

 このプログラムにおいて,行番号 140 の行の   内は次のの右辺に対応した式を書くものとする.

(1) yxの式で表すと

y=xx

となる.

(2) a = ? に対して7を入力したとき y = エオおよび y = がこの順に表示される.このとき,各yに対応したxはそれぞれである.

(3) a = ? に対して 12 を入力したとき y = ケコy = サシy = スセy = ソタy = チツがこの順に表示される.

1998 大学入試センター試験 本試

旧数学II

旧課程受験者専用

【1】〜【3】から2題選択

配点50点

正解と配点

易□ 並□ 難□

【1】

〔1〕 ABDCAB=4DC=1の台形ABCDがある.AB=aAD=bとおく.

(1) BC2:1に内分する点をEとすると

DE=1a1b

である.

(2) ACDEの交点をMとすると

AM=エオa+b

である.

(3) Cを通りADに平行な直線とDEとの交点をNとすると

DN=1a1bMN=1コサa1シスb

である.

〔2〕 三角形ABCとその外部の点Pがある.線分APは辺BCと点Qで交わり

11PA=13PB+17PC

が成り立つとする.このとき

QBQC=セソタチPQ=ツテトナPAPABPBC=ニヌネノ

である.

1998 大学入試センター試験 本試

旧数学II

旧課程受験者専用

【1】〜【3】から2題選択

配点22点

正解と配点

易□ 並□ 難□

【2】

〔1〕 f(x)=x2+px+qとする.放物線y=f(x)は点(t,f(t))で直線x+y=1に接しているものとする.

(1) pqtで表すと

p=tq=t

である.

(2) t>0とする.

0tf(x)dx=t3t2+t

であり,これはt=ケコ+のとき最大となる.

1998 大学入試センター試験 本試

旧数学II

旧課程受験者専用

【1】〜【3】から2題選択

配点28点

正解と配点

易□ 並□ 難□

【2】

〔2〕 kを定数として,関数g(x)=sin4x2cos2x(k2+4k+1)を考える.ただし,0°x<360°とする.

(1) g(x)=0を満たすxが存在するためのkの条件を求めよう.

 X=sin2xとおくと,g(x)=0

X2+X(k2+4k+)=0

となり,0X1なので,求める条件は

ソタkチツテトk

である.

(2) ソタ<k<チツまたはテト<k<のとき,g(x)=0を満たすxのうち異なるものは個ある.

(3) g(x)=0を満たす最大のx

である.

1998 大学入試センター試験 本試

旧数学II

旧課程受験者専用

【1】〜【3】から2題選択

配点50点

正解と配点

易□ 並□ 難□

【3】 袋の中に,1から13までの各数を一つずつ書いた13個の球が入っている.この袋の中から3個の球を同時に取り出し,それらに書かれている数を小さい方から順にxyzとする.

(1) xyzが連続した三つの数になる確率はイウである.

(2) 積xyzが奇数である確率はエオカキクである.

 積xyz3の倍数である確率はケコサシスセである.

(3) x+y+z=21である確率はタチツである.

 6t36を満たす整数tに対して,x+y+z=tである確率はx+y+z=テトtである確率と等しい.

 6x+y+z20である確率はナニヌネノである.

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