静かな温泉町が騒然　額に包丁…刃が隠れるほど深く　湯河原女性放火殺人 (2/2ページ)

　男性は２０日午後１１時１５分ごろに帰宅。男性によると、帰り道、電信柱に隠れる男を見かけ、「変なヤツだな」と不審に思いつつ自宅へ帰って数分後、長さ６０センチぐらいの鉄パイプを持った男が押し入ってきた。

　「お前を殺す」「どこの者だ？　誰にも言わないから帰れ」「地元の者だ」。男は、制止する男性とこんな会話を交わし、「俺は生まれてすぐ捨てられた」と自分の境遇についても口にしたが、突然、男性の後頭部などを鉄パイプで殴りつけたという。

　男は２０～３０代とみられ、やせ形。グレーのパーカーに黒いズボン姿、フードのようなもので頭を覆い、口元はタオルで隠していた。同署は傷害容疑などで男の行方を追い、２つの事件の関連を調べている。