「え? 食べられないの? チーズバーガーを?」
「はい、宗教上の理由で」
ロシア系ユダヤの血を引いていると言っていたがそんな決まりがあったのか。
俺は無宗教だからそういうことにはとんと疎い。
「じゃあどういうものなら食べられるんだ? この中に食べられそうなものあるか?」
俺は不思議な袋から大量の缶詰めをどさどさっとマリアの目の前に出した。
「そうですわね~……これとか、これとか、あとこれなんかも食べられますわよ」
マリアが手にしたものは焼き鳥の缶詰めにイワシの缶詰め、それと大豆の水煮缶だった。
「へー、なんだ結構なんでも平気じゃないか」
「そうですわね。缶詰めなら大体平気かもしれませんわね」
「それじゃこれ、使い捨てのスプーンだから使ってくれ」
「ありがとうございます。では遠慮なくいただきますわね」
プラスチック製のスプーンとペットボトル入りのミネラルウォーターをマリアに手渡すと俺も食事を再開するのだった。
☆ ☆ ☆
「真琴様、ごちそうさまでした」
「ああ。うまかったか?」
「はい。もうお腹いっぱいですわ~」
マリアは満足そうに声をもらす。
結局マリアはさきほど手に取った三つの缶詰めをすべてたいらげ、喉が渇いていたのか五百ミリリットルのミネラルウォーターも飲み干した。
五百ミリの水をすべて飲んだのだから腹もいっぱいになるだろうさ。
俺がシートを片付けようとすると、
「あっ、わたくしがやりますわっ」
マリアは自らそう言うとシートについた土を払い、きれいに折りたたみ始めた。
お嬢様のマリアが率先して片付けをする姿を見てなんとなくいじらしさを覚える俺だった。
『Sランクパーティーを追放された鍛冶職人、世界最強へと至る ~暇になったおっさんは気晴らしに作ったチート武器で無双する~』
という小説も書いているのでせめてブクマだけでもよろしくお願いいたしますm(__)m
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