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第一章 家出少年
第21話 世界の変革(七か月前)

その後世界中で国による立ち入り調査が行われダンジョンの中に今の技術では考えられない物質や見たことのない生物が存在していることがわかるとアメリカとロシアの二大大国が我先にと軍を出動させた。


だがダンジョンの中ではなぜか銃火器は一切使用できず軍人は期待していたほどの成果を上げられずにいた。

時を同じくして、すでに勝手にダンジョンに入りダンジョンから様々なアイテムを持ち帰っていた人たちがSNSでそれを拡散したことにより国民はなぜ自分たちはダンジョンに入れないんだと不公平感を募らせていた。


それからすぐに世界各地でダンジョンは国が秘密裏に独占するのではなく開放すべきだとの国民によるデモが起こった。


これまでに類を見ないほどの盛り上がりを見せるデモを受けてアメリカは方針転換を余儀なくされダンジョンは誰でも自由に出入りできるようになった。


日本ではデモこそ起こらなかったが与党の支持率が大きく急落したためアメリカのあとを追うようにすぐにダンジョンを広く国民に開放した。



その後世界各国でダンジョンにおける法律が新しく作られ、日本でもダンジョン探索者の持ち帰ったものは国が高値で買い取るという仕組みやダンジョン探索者への税免除などの特別措置法が次々と出来上がっていった。


やりすぎともいえるダンジョン探索者、別称プレイヤーへの優遇措置によってプレイヤーは日を追うごとに増えていった。



☆ ☆ ☆



日本が、そして世界が大きく変革していたまさにその頃俺はどこで何をしていたかというと公園に出来たダンジョンの中で一人魔物と戦っていたのだった。



「くらえっ。スキル、火炎魔法ランク2っ」


前に差し出した手から小さい火の玉が飛び出すと体長一メートルほどのお化けモモンガに向かって一直線に飛んでいく。


ボウッ。

『ギュギュッ……!』


火の玉が体に触れると一瞬で燃え広がり、お化けモモンガは燃え上がった炎にのまれ鳴き声を上げた。

うめき声が数秒続いたあとお化けモモンガが灰と化す。


《佐倉真琴のレベルが6上がりました》


お化けモモンガを倒したことにより俺の頭の中で機械音がレベルアップを告げた。


俺は「ステータスオープン」と口にするとステータスボードを確認する。



*************************************


名前:佐倉真琴


レベル:26


HP:118/162 MP:80/143


ちから:101


みのまもり:89


すばやさ:84


スキル:レベルフリー

   :経験値1000倍

   :火炎魔法ランク3

   :氷結魔法ランク1


*************************************



「おおっ、上がってる上がってる」

俺のレベルはパラメータとともに一気に増えていた。

火炎魔法もランクが1上がっている。


「さすが。経験値1000倍の効果はすごいな」


俺はお化けモモンガがドロップした薬草を拾うとそれを口に運んだ。

決して美味しくはないが腹の足しくらいにはなる。


「ふぅ~……もう一か月くらい経ったか」



そう。ダンジョンが現れたその日から俺はずっとダンジョンに潜っていたのだった。

『ダンジョン・ニート・ダンジョン ~ダンジョン攻略でお金が稼げるようになったニートは有り余る時間でダンジョンに潜る~』という小説も書いているのでよろしくお願いいたしますm(__)m

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