ONE DAY SCHEDULE
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7:45
- 朝礼
- ラジオ体操に参加した後、本日の
作業内容や立ち入り禁止箇所など、
伝達事項を説明。
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8:30
- 事務所内での作業
- メールチェックや書類の
作成確認、
打合せなどを
行う。
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11:30
- 作業時間調整会議
- 翌日、作業を行う協力会社
や現場に
入場する車両などの時間調整を行う。
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13:00
- 打合せ
- 協力会社と、施工方法や
工程の調整
などの打合せ
を行う。
-
19:00
- 退社
- 繁忙期には、この時間
ぐらいまでの
残業が
あることも。
01
仕事内容
ビルの解体に向けた下準備を担当。建替えの需要が増える将来のために、貴重な経験を積む日々。
現在、私が携わっているのは、都心部の再開発のために15棟のビルを解体するというプロジェクト。現在は工事の実施に向けた準備を行っています。今回、私が任されているのは、これまでに経験したことのない設備系の電気・ガス・給排水など、インフラ関係の仕事。解体工事に先立ち、ビルのオーナーに電力停止の申請を依頼したり、インフラ整備作業のため、近隣に悪影響を及ぼさないかを確認するのが主な仕事です。建設資材にアスベストやPCBといった有害物質が含まれていないか、壁面の一部を壊して調査することもあります。30~40年前につくられた建物もあるため、設計図がCAD図でないことが多く、遠回りすることも少なくありません。しかし、日本では今後、建替えの需要が増えると考えられるため、解体を経験することから重要なスキルを得られると考えています。
新人時代、スケジュール立てに失敗して重機を破損。あのときの、上司からの一言が深く心に沁みた。
私が最初に任された仕事は、型枠にコンクリートを流し込む、打設という作業の現場監理でした。新人にとっては、その日に必要な量を計算するだけでも大変な仕事です。しかも、コンクリートを製造し、輸送してから流し込むまでの時間が決まっています。そのため、いつ、何台のコンクリートミキサー車に現場に来てもらうかを慎重に計画しなければなりません。ところが、私がスケジュールをうまく組めなかったために、ミキサー車のタンク内でコンクリートが硬化してしまい、ミキサー車を壊すという大失敗をしてしまったのです。そして、厳しい注意を受けた後で上司から言われたのは、「失敗は今のうちにしておけ。課長や所長になってから失敗をしたら取り返しがつかず、もはや許されない」という一言。反省すると同時に、鹿島という会社の懐の深さを感じた出来事でした。
02
入社の動機
サグラダ・ファミリアの建築現場に感動して施工管理を志望、そして、国立新美術館を手掛けた鹿島の一員を目指した。
施工管理に興味を持ったのは、スペインの「サグラダ・ファミリア(聖家族教会)」の建築現場を訪問したことがきっかけです。タワークレーンが立ち、足場の組まれた活気ある現場の雰囲気に感動し、「自分がやりたいのはこれかもしれない」と思いました。その後、東京都・六本木にある「国立新美術館」の複雑な内外装を手掛けたのが鹿島であることを知り、自分もこんな作品を生み出したいと思い、入社を決意しました。
03
今後の目標
目標は歴史に残る、大プロジェクトで所長を務めること。そして、世界に通ずるプロフェッショナルになりたい。
せっかく鹿島に入社したのだから、将来は歴史に名を残すような大規模プロジェクトで所長を務めるのが目標です。そのため、現在は一級建築士と1級施工管理技士の資格取得に向けた勉強をしています。また今後は、鹿島としても海外での仕事が増加していくはずなので、コミュニケーション能力を含めて世界で通用する実力を身につけたいですね。
04
休日の過ごし方
妻、友人たちと食事や旅行に出かけることが楽しみ。多忙な職種でも、充実したオフタイムは自分しだい。
2014年8月に結婚。休日は、妻や友人と食事に出かけたりしています。また、長期休暇が取れたときには旅行に出かけます。これまでにバリ島や中国、香港、草津、箱根、沖縄などに行きました。仕事が忙しくてプライベートの時間が取りにくいというイメージのある施工管理職ですが、先輩たちの多くが既婚者。仕事のせいで婚期が遅れるというような心配は無用だと思います(笑)。
05
鹿島の社風
新人にも責任ある仕事を任せる企業風土。その期待に力いっぱい応えるべく、覚悟を決めた。
父親が住宅メーカーに勤務していたため、この業種では帰宅が遅くなりがちであることや、現場で働くことの大変さなど、おおよそのイメージは持っていました。そのため、入社後に大きなギャップを感じたことはありませんが、唯一驚いたのは、現場に配属されて早々に責任の大きな仕事を任されたこと。未熟者なりに会社からの期待に応えたいと思い、持ちうる力をすべて発揮するつもりで臨みました。
学生へのメッセージ
勉強でも遊びでも、学生時代でしかできないことにしっかり集中してください。一生懸命取り組んだという経験そのものが、やがて仕事にも活きてくるのですから。
MESSAGE
※原稿は取材当時のものです。
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