約４キロ（３７６０万円相当）の金塊を身につけたまま、申告せずに福岡空港の税関検査を通ろうとしたとして、韓国人の女２人が逮捕されました。


◆消費税の支払いを免れようとした疑い
関税法違反の疑いで逮捕されたのは、韓国国籍のキム・プルン容疑者（２８）とキム・ソミン容疑者（２７）です。友人同士の２人は先月１９日、約４キロの金塊（３７６０万円相当）を身につけて韓国の仁川空港から福岡空港に不正に持ち込み、消費税などの支払いを免れようとした疑いがもたれています。２人がそれぞれナプキンの間に挟み、下着とおむつを履いて金を身につけているのを、入国時の税関検査で職員が発見。詳しく事情を聞き、翌日の未明に関税法と消費税法違反などの疑いで逮捕しました。２人が隠し持っていたのは、金の地金８枚とみられています。


◆「持ち込むだけで報酬のアルバイト」１人は容疑を認める
警察の取り調べに対して２人は「金を持ち込んだこと、申告しなかったのは間違いない」と供述。プルン容疑者は「金を日本に持ち込むだけで４０万ウォン（約４万４８００円相当）もらえるアルバイトがあると友人に持ちかけられた。犯罪にあたるとは知らなかった」と説明しているということです。一方、ソミン容疑者は違法性の認識がなかったと主張しています。警察は２人が空港のトイレで金を受け取ったとみて、詳しい経緯を捜査しています。