福島県いわき市の新常磐交通が廃止を発表していたバス路線の一部が維持されることになった。

新常磐交通は、2024年４月のダイヤ改正に合わせて、山間部などを通る１５の路線を廃止すると発表していた。
路線を維持したいいわき市は、新年度予算案に新常磐交通への補助金約１９００万円を計上。これを受けて新常磐交通は、廃止を決めていた１５の路線のうち平と好間を結ぶ路線など特に通学で多く利用される５つの路線について、路線を維持すると決定した。

いわき市は、路線バスの年間利用者数を現在の約６８万人から５年後には７０万人に増やすことを目標に掲げている。