熊本豪雨被災者から住宅再建工事費200万円だまし取った疑い 建設業の男を再逮捕
2020年の熊本豪雨の被災者から住宅再建の工事費として200万円をだまし取ったとして、建設業の男が1日、詐欺の疑いで再逮捕されました。
詐欺の疑いで再逮捕されたのは、三重県津市の建設業、山口卓三容疑者(75)です。警察によりますと、山口容疑者は2021年の10月、熊本豪雨で被災した人吉市の59歳の男性から住宅の再建費として現金200万円をだまし取った疑いがもたれています。
男性は、山口容疑者が代表を務める匠工務一級建築士事務所と契約を結び、現金を支払いましたが、工事が始まらず、途中から連絡も取れなくなったということです。
調べに対し山口容疑者は「分からない」と容疑を否認しているということです。匠工務をめぐっては、人吉市の男性から現金700万円をだまし取った疑いで1月11日に逮捕され、1日、処分保留で釈放されていました。警察は同様の被害届や相談が複数寄せられていることから、余罪も含めて捜査を進めています。