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【怪しい?】SMLトークンの将来性:2024年Smellプロジェクトの挑戦と「失敗」の可能性

【怪しい?】SMLトークンの将来性:2024年Smellプロジェクトの挑戦と「失敗」の可能性

2023年、$SMLトークンとatodashiを含むSmellプロジェクトがスタートし、私たちのサイト、Ganverse Mediaではこれらのトピックについて頻繁に取り上げてきました。2024年を迎えるにあたり、$SMLトークンとSmellプロジェクトの現状および将来に向けた展望を深掘りすることにしました。

この記事では、これらのプロジェクトの進展について解説し、その意義や可能性を探ります。投資アドバイスを提供するものではなく、筆者個人の見解と予測に基づいています

読者の皆様には、この観点から内容をご理解いただければ幸いです。

SMLトークンの現状の価格

【怪しい?】SMLトークンの将来性:2024年Smellプロジェクトの挑戦と「失敗」の可能性

2023年4月2日にデビューしたSMLトークンは、上場初日に取引高1億円を突破するという驚異的なスタートを切りました。同年8月4日には、1SMLが3円を超える価格まで高騰しました。しかし、その後の展開は予期せぬもので、8月4日を境に価格は下降し、12月までには0.5円程度まで急落しました。

この記事では、わずか4か月で約83%の価値を失った、価値が毀損されてしまったSMLトークンの現状を検証し、これからの復活の可能性について探ります。Smellプロジェクトが直面している課題と潜在的な展望を分析し、今後の動きを予測します。私たちの分析は、市場の動向と専門家の意見を基にしており、投資アドバイスではありませんが、読者の皆様にはプロジェクトの将来性をより深く理解していただけることを願っています。

売られ続けるSMLトークン。誰が売却している?

SMLトークンの保有者のランキングを見ると、以下の画像のようになっています。

【怪しい?】SMLトークンの将来性:2024年Smellプロジェクトの挑戦と「失敗」の可能性

上記の右から二番目の項目、Percentage(パーセンテージ)の欄はそのSMLホルダーがどれぐらいの割合を保有しているかを表しています。

実はTOP5のこれらすべてが運営保有のアドレスとなっており、一番上の0x2A929E…のアカウントの資産(=SMLトークン)はマーケティングのために使用されるとSMLトークンのホワイトペーパーに記載があります。

0x2A929E…のアカウントの取引履歴を見ると、2023年11月以前は積極的に運営保有分のSMLトークンを売却しており、恐らくマーケティングのための資産に充てられていたのでしょう。

しかし、2023年11月19日以降は運営保有分のSMLトークンの売却がピタリと止まります。恐らく、これ以上売ると更なるSMLトークン価値の下落を招き、リスキーだと判断したのでしょう。この時すでにSMLトークンの価値は0.6円以下でした。

しかし2023年12月15日に400万SMLが突如として売却されました。12月15日は0.8円台までSMLトークンが持ち直した時で、これを好機に運営が売却したのでしょう。しかし、SMLトークンの一般ホルダー、つまりファンにとっては良いことでありません。なぜなら、400万SMLを売るとその分価値が下がるからです。

【怪しい?】SMLトークンの将来性:2024年Smellプロジェクトの挑戦と「失敗」の可能性

X(旧Twitter)を見ていると、12月15日に一気に0.8円台まで戻したことでファンが喜んでいる姿が見受けられましたが、運営が400万SMLをその時に売却したことで再び下落が加速し、12月25日時点では0.6円まで下がってしまいました。

つまり、SMLトークンの価格上昇に蓋をしているのは運営だと、ある意味言うことができます。

 

SMLトークンのようなプロジェクトでは、運営によるトークン売却はマーケティング資金確保のために一般的ですが、価格に大きな影響を与えるとファンの反発を招くリスクも伴います。トークンエコノミーが根幹にあるプロジェクトはトークンの価値を維持しつつ、それを売却し資金調達をするという難しい舵取りが必要なのです。

ここで重要なのは、SMLトークンを売って調達した資金の使い道とその成果です。SMLトークンを売却し、その資金を効果的なマーケティングに活用することができれば、長期的にトークンの価値を高めることが可能です。逆に、その戦略が失敗すると、価値の長期的な下落に繋がる危険もあります。

SMLトークンが下落している要因と今後の展望

SML(スメル)トークン

そもそも仮想通貨の価値はどうやって決まるか

仮想通貨やトークンの価値は、市場の評価によって決まるという原則は、$SMLトークンにも当てはまります。市場の評価は、単に供給と需要のバランスだけでなく、その資産の基本的な価値や将来性に基づいて形成されます。

これはフィアット通貨、例えば日本円やドルにも同様のことが言えます。日本円の価値が過去10年でドルに対して100円から150円まで下落したのは、市場が日本円の価値を再評価した結果、つまり価値が低いと判断された結果です。

$SMLトークンの価値下落も、市場による価値の再評価の一例と見ることができます。では、真の問題は、$SMLトークンが本当に価値がないのか、それとも市場が過小評価しているのかという点です。

SMLトークンは誰が保有しているのか

SMLトークンの市場価値の下落は、市場からの評価が得られていないことを示しています。

重要な疑問は、SMLトークンの主要な市場、すなわち主な買い手が誰であるかということです。

現状、SMLトークンの主要な買い手は日本人です。

SMLトークンのホルダー数は約6800人にのぼり、そのほとんどが日本人であると推定されています。ホルダー数が10月下旬の4000人から12月下旬までに2600人増加したことは、市場の関心が高まっている証拠といえるでしょう。これは数少ないポジティブなことです。

 

SMLトークンはSmellプロジェクトと密接に関連しており、プロジェクト自体は将来的に海外への展開を計画しています。実際、11月下旬にはインドネシアでの展開が発表されましたが、現在は主に日本市場でのマーケティング活動が行われているようです。

この状況は、SMLトークンが現段階では日本の投資家から十分な評価を得られていないことを意味しています。

ビットコインやイーサリアム、ドージコインのように世界的な取引市場を持つ通貨とは異なり、SMLトークンの市場は極めて限定的です。

度重なる不祥事によってSMLホルダーは失望か

ビジネスにおいて「信頼」の構築は重要な要素です。しかし、残念ながらSmellプロジェクトでは、その信頼を揺るがすような問題が複数発生してしまいました。

  • atodashiの二重決済(口数を変更すると変更後と変更前の料金が請求される)
  • atodashiのSMLポイント(=旧マイルポイント)付与が適切に行われない
  • atodashiの抽選機能が実装されたものの、使われたのは2回のみでSMLポイントの存在意義がない
  • そもそもatodashiの抽選に参加できないバグが発生
  • キャンペーンで配布される予定だったatodashiのカードが配布されない
  • iOS版Scent Store(=旧Smell Market)が年末になってもリリースされない
  • Zoomイベントの日時を延期し、当日も1時間以上遅延する
  • カスタマーサポートへ連絡しても返信が来ない

Smellプロジェクトが直面している最大の課題の一つは、システム上のバグや不具合です。これらは技術的な問題であり、ある程度は避けられない面もあります。しかし、プロジェクトの信頼性に影響を及ぼすより深刻な問題があります。それは、時間や納期の遵守に関するコンプライアンスの欠如です。

たとえば、iOS版Scent Storeのリリース遅延やイベントの延期・遅延は、プロジェクトに対する市場の信頼を損なう重要な事例です。

iOS版Scent Storeは2023年夏のリリースが予定されていたにも関わらず、年末までにアナウンスがない状況は、ユーザーとの約束を守れないという印象を与えています。他にも、atodashiの利益の振込が適切に行われなかったという声もあります。

LINEのオープンチャットにおけるユーザーからの不満の声や、問題指摘後の運営側の遅い対応は、コミュニティの不満を増幅させています。これらの問題は、単に技術的な側面を超え、プロジェクトの運営とコミュニケーション戦略における重大な欠陥を示しています。

 

SMLトークンの市場では、X(旧Twitter)やLINEのオープンチャットを見る限り、Smellプロジェクトに対する熱心なファンの存在が確認できます。しかし、トークンの価格が継続的に下落している現実は、これらのファンの存在と矛盾しているように思えます。トークン価格の下落は、市場における売り圧力が買い圧力を上回っていることを示しています。

トークン価格を維持または上昇させるためには、トークンが積極的に購入される必要があります。しかし、SMLトークンの価格が大幅に下落しているという事実は、十分な購入圧力が市場に存在していないことを意味しています。これは、プロジェクトの将来に対する市場の信頼が失われつつあるか、もしくはプロジェクトの魅力が市場に適切に伝わっていないことを示唆している可能性があります。

SMLトークンが買われない理由、キャンペーンの打ち切り?

atodashi 登録

SMLトークンの価格上昇に必要な要素は、市場でのトークンの購入です。しかし、SMLトークンが十分に購入されない主な理由は以下の通りです。

  1. 良いファンダメンタル(=ニュース)がない
  2. atodashiやScent Storeのキャンペーンが行われず盛り上がりに欠ける
  3. 価格が上がりそうな「噂」がない
  4. 運営によるSMLトークンの「ばら撒き」

それぞれの要因が、SMLトークンの市場でのパフォーマンスにどのように影響しているか、以下で詳しく掘り下げています。

①良いファンダメンタル(=ニュース)がない

SMLトークンのようなホルダー数が比較的少ないトークンは、価格を上昇させるためにはポジティブなニュース、すなわち強力なファンダメンタルが必要です。2023年8月、SMLトークンの価値がピークに達した際には、「BTCの香り」NFTや「MetaKozo」とのコラボNFTの販売など、プロジェクトにとって有利なニュースが相次いでいました。これらの出来事は市場の興奮を引き起こし、トークン価格の上昇を促しました。

しかし、それ以降、SMLトークンの価格を押し上げるような重要なニュースはほとんど聞かれませんでした。

11月下旬に発表された、Scent Storeと接続可能な待望のディフューザー「Regra」は、多くの関心を集めましたが、その販売価格が11万円弱とされ、一般家庭向けディフューザーとしては高価な範疇に入ります。

Regraには最新技術が搭載されており、高価格も理解できますが、一般のユーザーにとっては手が出しづらい価格であることが否めません。

②atodashiやScent Storeのキャンペーンが行われず盛り上がりに欠ける

2023年10月まで、Smellプロジェクトの関連サービス、atodashiScent Storeでは、数多くの抽選キャンペーンが開催されていました。これらのキャンペーンはユーザーにとって大きな魅力の一つであり、特に「BTCの香り」NFTのようなアイテムは、抽選に当選することで約約2万円の利益を得ることが可能でした。Scent Storeでも類似のイベントが行われ、「BTCの香り」が10万円で二次流通されるなど、プロジェクトに対する関心と興奮が高まっていました。

しかし、10月8日を最後にこれらの抽選キャンペーンは行われなくなってしまいました。これは、特にatodashiにおいて重要な変化です。atodashiは、「抽選に参加すること」が利益を得る主要な方法とされていたため、これらのキャンペーンの停止はユーザーにとって大きな影響を与えています。加えて、最低月額5,000円の課金が必要なatodashiのサービスでは、抽選キャンペーンの停止により、利益を得る機会が大幅に減少しています。

③価格が上がりそうな「噂」がない

トークンが上場された後の期間は、様々な企業とのコラボレーションやその他のポジティブなニュースが相次いでいました。これにより、SmellプロジェクトとSMLトークンに対する「さらなる良いファンダメンタルが来るだろう」という期待感や噂が高まりました。

しかし最近になって、このような好材料やポジティブな噂が見られなくなったため、トークン購入に対する動機づくりに失敗していると考えられます。

投資の世界には「噂で買って事実で売れ」という言葉があります。これは、良い噂が流れた時点で投資商品が最も注目を集め、事実が明らかになった時に売却が行われることが多いという現象を指しています。つまり、市場においてポジティブな噂の存在は、投資家の行動に大きな影響を与える重要な要素です。

SMLトークンの場合、最近の噂やファンダメンタルの不足は、トークンの購入意欲の減少に直結していると考えられます。

運営によるSMLトークンの「ばら撒き」

SMLトークンに関しては、トークンの配布方法について議論があります。

多くのプロジェクトでも、一定のトークンを抽選で配布することは一般的ですが、SMLトークンの場合、その配布方法は「ばら撒き」と見なされています。

特に、11月下旬に行われた賞金総額1,000万SMLの「宝くじ」は、その一例です。この宝くじでは、1SMLが1円程度の価値がある時点で、約1000万円相当のトークンの配布を決定。そして、12月25日には当選者発表のためのLIVE抽選会が行われたようです。

しかし、このような大規模なトークンの配布が、新たな投資家を引き付ける効果を持つかは疑問です。1口1,000SML必要な宝くじにも関わらず、インフレを招き、トークン価格の継続的な下落と良いファンダメンタルの不足が、投資家の購入意欲を削いでいる可能性があります。

Smellプロジェクトの最新の動向

2023年12月12日に行われた「メタ・ワールドフェス2023冬」では、注目のスマートディフューザーの先行予約販売が始まりました。このイベントには、人気タレントの福岡みなみさんも登場し、その魅力をさらに引き立てました。

さらに、他社とのコラボレーションによる限定Tシャツや、独自の「香りのNFT=スマートフレグランス」の販売も行われ、これらの革新的な製品が注目を集めています。

詳細については、PR Timesのウェブサイトをご覧ください:https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/102146

Smellプロジェクトの現在地

Smellプロジェクトは2023年に順調なスタートを切りましたが、夏以降は一連の課題に直面し、苦戦を強いられている様子が見受けられます。特に、LINEのオープンチャットでの問題指摘や荒れた状況への対応は、プロジェクト運営の課題を浮き彫りにしています。また、ファウンダーの一人がLINEのオープンチャットで予告した「良い年末」は、SMLトークンホルダーにとっては厳しい現実となりました。

しかし、未来にはまだ希望が残されています。新しく発売されたディフューザーが広く受け入れられ、普及することで、Smellプロジェクトの風向きは変わるかもしれません。さらに、atodashiが”本当の意味”での「リスクゼロで利益を出せる」プラットフォームとして機能すれば、プロジェクトへの関心と投資家の信頼が再び高まる可能性があります。

Smellプロジェクトの課題まとめ

Smellプロジェクトの将来について懸念が高まっています。その主な理由は以下の通りです。

信頼の喪失

Smellプロジェクトは多くのユーザーの期待を集めたものの、約束された成果や機能が適切に履行されていない点が信頼を損ねています。特に、予告された製品のリリース遅延やイベント延期、カスタマーサポートへの対応不足は、ユーザーの不満を増大させています。

マーケティング戦略の失敗

プロジェクト初期の成功にもかかわらず、マーケティング戦略が継続的な関心を生むには至っていません。抽選キャンペーンの停止や、魅力的な新たな取り組みの不足が、ユーザーの関心を薄れさせています。

SMLトークンの価格下落

SMLトークンの価格は継続的に下落しており、これはプロジェクトへの信頼の低下を反映しています。市場における良いニュースの欠如や、運営によるトークンの大量配布が、価格下落の主な要因となっています。

技術的問題

システムのバグや不具合は、プロジェクトの信頼性に影響を与えています。特に、ユーザーエクスペリエンスを損なう問題は、プロジェクトの成功に重要な障害となっています。

Smellプロジェクトが復活するには上記の課題を解決していき、「信頼」の回復を行う必要があるでしょう。

投資は自己責任

この記事で掲載された内容や分析は、筆者の個人的見解に基づいています。SmellプロジェクトやSMLトークンに関する見解や予測は、市場の変動や未来の不確実性を反映したものです。投資に関する決定は、常に個々の投資家の責任の下にあります。投資を行う際には、自身のリスク許容度、投資目的、および市場の深い理解に基づいて行うべきです。

特に、仮想通貨やトークンへの投資は、その価値が高い変動性を持つことが多く、大きなリスクを伴います。そのため、十分な調査と慎重な判断が必要となります。また、市場の情報に基づいて判断することが重要であり、一つの意見や分析に依存することなく、複数の情報源からの知見を取り入れることをお勧めします。

投資に関する最終的な決定は、各投資家が自己の責任で行うべきであり、この記事の内容を投資判断の唯一の根拠とすることは避けてください。SmellプロジェクトやSMLトークンへの投資に関する決定は、各自の慎重な判断と総合的な分析に基づいて行うことが重要です。

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