Atcoderのすゝめ
前書き
はじめましての方ははじめまして、かみんと申します。
この度はAtcoderという大体毎週末に行われているプログラミングコンテストサイトであるAtcoderの布教をしようと思い筆をとった次第です。
当アカウントはオタク活動を布教する際、まずどういう人になら布教するコストに対してリターンがあるかを考えて行うことが多いです。そこでまずはAtcoderとはなんぞやという話の前にこういう人に話を聞いてもらえると嬉しいよ!というのを明記しておこうと思います。
【こんな人におすすめAtcoder】
①プログラミングに興味があるけど何をすれば良いかわからない人。言語入門書を買って触りだけ読んで積んでる人。
②暇な人。
③漠然と資格とか取って将来の事考えてみたいけど…みたいな人。
Atcoderとは?
AtcoderとはAtCoder株式会社が運営しているプログラミング学習サービスです。毎週末にコンテスト形式で同じ時間にプログラムの問題を解くイベントが行われます。
主にアルゴリズムを実装する問題が出題されます。平たく言うとコンピューターに計算させる仕組みを作る遊びです。
上記の問題は株式会社ゲームフリーク主催のコンテストの問題です。ポケモンを作ってる会社ですね。こういう問題をコンテスト中にどれだけ早く正確に何問解けるかを競うゲームです。
で、このサービスの何が良いの?
①自分が出来ること、出来ないこと、ちょっと勉強すれば出来そうなことが可視化されやすい
プログラミングとかいう奴、取っ掛かりがかなりしんどいと私はまず思うのです。事実私は大学生時代、なんとなくPythonの入門書を買って最初の辺りだけ眺めてみたものの全く面白くなく三日も続きませんでした。
というのも良くわからずに入門書を読んだところで何ができるのかも分かりません。四則演算の入力や”Hello World”と出力したところで「だから?」といった感想でした。
その点Atcoderは取り合えず出された課題を解くことでなんとなくこういう計算をすることでこういう問題が解けるんだ~というのが直感的に理解することが出来ます。またコンテスト中に分からない問題に毎回出くわします。そこで学習をすればより高度な計算を行うプログラムを書くことが出来るということを認識出来ます。
個人的には実装してサイトにコードを投げるとすぐに正解不正解が分かるのも気持ち良いと思う要素です。
②タダで遊べる
今のところコンテストに参加するのにお金がかかったことはありません。というか多分この先も無いです。なんなら企業主催のコンテストだと上位に賞金が出ます。最も上位は人外ばかりなので99.9%の人には関係ない話ではありますが。
世の中、プログラミングスクールとか流行っているみたいですね。個人的には取り合えずAtcoderで遊んでみてから考えればよいのにみたいなことを暴論かもしれませんが思っています。
というのもコンテストが開かれるだけでなく、学習するための教材などもかなり充実しているからです。
上記はコンテストの過去問を纏めてくれているサイトです。こちらの問題が全てAtcoderのコンテストと同じジャッジ形式で基本的に24時間いつでも解くことが出来ます。これも無料です。解いたら解いただけAtcoderが基本的に強くなれます。強くなるとコンピューターに複雑な計算を高速に行わせることが出来ます。すごいね。
上記はC++というプログラミング言語の入門書です。私はこれを最初に2章の途中くらいまで読みつつA問題を解いたりしてなんだかんだ覚えていきました。リアルの理系卒の友人の一人もこちらでプログラミング童貞を捨てたと言っていたので極論入門書も買う必要もないかもしれません。
最も上記のAPG4bは個人的には結構難しかったのでもしかしたら下記のサイトの方が取っ掛かりやすいかもしれません。
こちらのサイトは主にPyhonの入門を重点的に学ぶことが出来ます。勿論C++のコードも解説には載っているのでどちらでも安心です。個人的にはAPG4bより問題の難易度の傾斜が具合が緩いため、知っていればこちらで入門した方が楽だったなーとか思っています。こちらもなんと無料で全部遊べます。
③就職に役に立った
当アカウントは大学中退後ニートだったりフリーターだったりでふらふらしていました。真っ当な社会経験もない所謂”レールから外れてしまった人間”でしたが昨月組み込みSEとしてなんとか社会に戻れた?次第です。
AtcoderでGoogle検索をすると役に立たないとかがサジェストされますが少なくともそんなことはないのかなぁと。自分は落伍者だったので面接で話せることは殆どありませんでした。
そこで下記のAHCという区分に分類されるコンテストを解いたコードをGitHubというサイトで管理してそのURLを履歴書に貼って送りつけました。面接では未経験ながらもこういう活動をしていてこういうコードが現状実装出来るというプレゼンによってやる気アピールに説得力を持たせられるというのは個人的には滅茶苦茶大きかったです。
勿論2桁いかないくらい面接を受けた中でそんなことしても意味がないから俺が言ったことやってみたいな人材派遣会社の癖に採用もせず、自分の会社名義で派遣先の面接云々言い始めた輩もいましたがw
友人に数名Atcoderで学習した後SEになった奴がいたので「ほーん(情弱搾取ビジネス乙^^)」って感じで聞き流せました。これが何もやっていないで取り合えず就活していたら自信が無いのでこういう輩の養分になっていたんだろうなと。自信が持てるって良いですね。
Atcoderをやっているから就職が出来るというのはいい過ぎだとは思いますが少なくともプラスには作用するとは思います。未経験採用ではなく中途で就活してた友人と先日あったときに
「(Atcoderのお陰で)コードテストでは落とされないね~」
みたいな事を言っていました。
終わりに
ここまでAtcoderのダイレクトマーケティングをしてきましたがどうでしたでしょうか。私は現状Atcoderには心底感謝しているので僭越ながら、少しでも恩返しができたらなぁと思いここまで駄文を連ねてきました。
人生なるクソゲー、ほんのちょっとのすれ違いで大きく変わると私は思っています。現にTwitterでAtcoderを知ることがなければおおよそ将来におびえながらニートをしていたか、とち狂って訳も分からないプログラミングスクールに大金を貢いでいるのが関の山だと思います。
ここまで読んでくださった方の中に、「ほーん」って感じで興味がわかなかった方もいると思います。それで良いのです。もし将来、プログラミングに興味を持った際こんなサービスがあったなぁみたいなことを思い出していただけたら嬉しいなと私は思います。
世の中知っているか知らないかの差があまりにも大きいなと痛感しているので…
最後に先駆者様のAtcoder布教記事を紹介して〆としたいと思います。興味を持たれた方は是非見てみてください。私の適当な布教よりよっぽど信ぴょう性があるのでw
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