黒沢久子

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黒沢 久子
(くろさわ ひさこ)
プロフィール
誕生日 1969年(54 - 55歳)
出身地 日本の旗 日本福島県
主な作品
テレビドラマ蒼井優×4つの嘘 カムフラージュ
『荒地の恋』
映画私は猫ストーカー
誘拐ラプソディー
キャタピラー
海燕ホテル・ブルー
四十九日のレシピ
特撮ウルトラマンX
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黒沢 久子(くろさわ ひさこ、1969年[1] - )は、日本テレビドラマ脚本家協同組合日本シナリオ作家協会理事及びENBUゼミナール映画監督コースシナリオ講座講師。福島県出身。

来歴[編集]

大学卒業後、新潟テレビ21アナウンサーとして3年間勤務の末退職。その後、ワーキングホリデーカナダに渡り帰国後、シナリオ作家協会シナリオ講座を受講。修了後に荒井晴彦の助手として脚本家活動を開始した[2]

2013年に『怪奇大作戦 ミステリー・ファイル』で特撮作品にも進出。翌2014年には『ウルトラマンギンガS』でシリーズの根幹を担う重要な回を担当するも、ウルトラシリーズに関する知識はほぼ無いに等しかったため、メジャー級の怪獣であり担当回に登場するゴモラのことを知らず、「地味な怪獣」という印象を抱いていた事をシリーズ構成中野貴雄らに話したところ、大変驚かれたというエピソードを持つ[3]。また、次作の『ウルトラマンX』では一度来ていたシリーズ構成のオファーを断ろうとしていた矢先に、知人から1960年代の怪獣ブームを盛りたてた大伴昌司の遺品のボールペンを譲り受けたこともあり、オファーを受託。ウルトラシリーズ初となる女性シリーズ構成メンバーに就任した[4]

作品[編集]

映画[編集]

テレビドラマ[編集]

配信ドラマ[編集]

オリジナルビデオ[編集]

  • 毎日がスロ曜日(2007年、平沢竹識と共同脚本)

発言[編集]

2024年1月、漫画家の芦原妃名子がドラマ脚本の改変を苦に自死した事件に鑑み「自由にやってくださいという方がいる一方、自分の初めて書いた小説なのでこだわりがある、変えてほしくない、という方もいる」「私は原作者とは会いたくない。私が対峙するのは原作であって原作者の方はあまり関係ない」と、原作ものの脚本化の難しさや現実、自身の脚本化のアプローチを日本シナリオ作家協会の公式配信上で理事の立場で語った。

脚注[編集]

  1. ^ 黒沢久子”. J:COM STREAM. 2024年2月2日閲覧。
  2. ^ シナリオ作家リレー日記 黒沢久子|一般社団法人シナリオ作家協会
  3. ^ Blu-ray『ウルトラマンギンガS Blu-ray BOX II』(バンダイビジュアル BCXS-0911)封入 作品解説書 SPECIAL NOTES「STAFF INTERVIEW 第6話・第9話脚本 黒沢久子」(構成・文:島崎淳、監修:小林雄次
  4. ^ Blu-ray『ウルトラマンX Blu-ray BOX I』(バンダイビジュアル BCXS-1026)封入 SPECIAL NOTES(構成・執筆:ガイガン山崎、島崎淳)
  5. ^ 上野樹里&リリー・フランキーの同棲生活に藤竜也が転がり込む!? タナダユキ監督作が決定”. 映画.com (2015年10月16日). 2015年10月16日閲覧。

外部リンク[編集]