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  「ワシがルーシ帝国皇帝、クローディアスである!!」 「ワシがルーシ帝国皇帝、クローディアスである!!」
 
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 「オマエのものはワシのものだ!
 しめ上げて、全部ウバっちゃうぞ!」
 
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 「でもな~、
 ユトランドには強くてカワイイ
 ヘレナちゃんがいるしな~、
 ヤラレちゃうかもな~」
 
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  「ヴァルえも~ん!た~す~け~て~!!」 「ヴァルえも~ん!た~す~け~て~!!」
 
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 「も~、しかたないなぁ、
 クローディアスくんは……」
 
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 …………へレナ、何してるの?
  
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 ん? アフレコごっこ。
  
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 わりといいセンいってると思うんだよね~!
 けっこう似てない!?
 
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 会ったことないでしょ、僕たち……
  
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 というわけで、今回は
 ルーシ帝国皇帝クローディアスについて
 お話しようと思います。
 
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 ユトランドにいろいろと
 モノが入らないようにしてる、
 嫌なヤツなんだよー!!
 
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 以前、お伝えした
 『BRuFH(ブラフ)包囲網』は、
 彼が主導したとも言われています。
 
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 このような搦め手も使えば、
 圧倒的な武力による力押しもする――
 豪胆にして狡智、それが
 クローディアスという男の評です。
 
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 でも、ユトランドをイジめてるのは
 ムカつくけど、
 小さな王国だったルーシを
 ここまで大きくしたのは、
 素直に感心しちゃうな。
 
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 そうだね。
 彼の代の、しかも10年ばかりの年月だけで、
 ルーシを『帝国』にまでしたんだから、
 間違いなく時代の英雄ではあるだろうね。
 
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 それにはやっぱり、これまで話してきた
 『ヴァルキュリア』の存在は大きいよね……
 
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 それは間違いないよ。
 だからこそ、僕ら
 『アンチ・ヴァルキュリア部隊』が
 結成されたわけなんだから。
 
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 ……そもそも、ヴァルキュリアはなんで、
 クローディアスに従ってるんだろうね?
 
 
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 確かにそうだね。何でなんだろ……?
  
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 中学二年生のころに書いた
 蒼いポエムをたてに脅されてるとか?
 
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 ヴァルキュリアに義務教育ってあるのかな……?
 そもそも、
 蒼いポエムってどんなの?
 
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 ボクは現世(セカイ)に
 縛られた堕天使(エンジェル)。
 この身を焼く
 蒼い炎(ブルー・フレイム)は、
 ボクが背負った
 十字架(カルマ)――
 でも、それも仕方ない。
 だってボクは、
 神を裏切ったのだから――
 
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 これはキツい……
 こんなのたてに脅されたら、
 確かに従っちゃうかも……