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   いらっしゃいませ!
 陣中日誌へようこそ!!
 
 
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   今回は、前回お伝えしたとおり、
 僕たちが所属する
 『アンチ・ヴァルキュリア部隊』、
 通称『ヴァナルガンド』について
 お話しようと思います。
 
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 『アンチ・ヴァルキュリア部隊』は、
 その名のとおり――
 
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 ちょっと、ブルムー。
 これ、マズくない?
 
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 …………?
 まずいって、何がだよヘレナ?
 
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 なんか、後ろの人が影っぽく
 なっちゃってるじゃない!
 アー写としてこんなの使ったらマズいでしょ!!
 
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 アー写って……
 それに、これは作為的なものであって……
 
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 サ【検閲により削除】たち、
 怒んないかなあ……?
 
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 わー! ヘレナ!
 大人の事情、
 察しようよ!?
 
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 ……大人?
 ダ
 【検閲により削除】や
 ジョ【検閲により削除】のこと?
 
 
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 だーかーらーっ!!
  
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 …………???
 ひょっとして
 ティ【検閲により削除】のことだった?
 ……まさか、
 イ【検閲により削除】のことじゃないよね?
 
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 (ダメだ……後で隊長に相談しよう……)
 
 ※結果、がっつり削除されました。
 
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 さ、さて、気を取り直して……
 
 『アンチ・ヴァルキュリア部隊』は、
 その名のとおり
 『ヴァルキュリア』に対抗するために
 組織された部隊です。
 
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 通称の『ヴァナルガンド』も、
 伝説に出てくる狼の名前から
 とってるんだよ。
 「伝説の存在に対抗するには、
 こっちも伝説だー!」って、
 おエラい人がつけたんだって。単純だよね。
 
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 ユトランドの国獣が
 狼であることにも由来しています。
 まさに国の期待と希望を一身に受けた部隊、
 ということですね。
 
 
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 あ、ブリギッタだ。
 
 
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 ブリギッタさんが持っている、
 蒼く光っている武器は、
 『咒構』が組み込まれた『咒構武器』です。
 これは部隊員全員に支給されています。
 
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 しかも、刀身とかにも
 ラグナイトが使われてたりして、
 スッゴくゴーカな造りなんだよ!
 
 
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 現在、ユトランドは
 経済封鎖を受けていますので、
 ラグナイトが枯渇気味です……
 そんな中で、国中のラグナイトを
 かき集めて造られたのが、
 僕たちの
 『ラグナイト武器』なんです。
 
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 ここにも国が部隊にかける
 期待の大きさが感じられますが、
 ここまでしないと“死神”である
 『ヴァルキュリア』には
 対抗できない……そう判断したんだと思います。
 
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 ここまでスッゴい武器だから、
 誰でも使えるわけじゃないんだよ!
 『咒術』に対する素養、
 『ラグナイト適性』が大事でね、
 入隊にはキビしーーーい審査があったんだ!!
 
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 (僕はヘレナに無理やり、
 一緒に受けさせられたんだけどね……)
 
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 その審査に
 合格したのが、
 このヘレナちゃん
 だよ!!
 
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 (『ラグナイト適性』は
 僕のほうが高かったんだけど……
 これは黙っておこう……)
 
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 結成から1年間、みっちりと訓練したからね!
 今や立派な美少女戦士だよ!!
 オシオキしちゃうよ!!!
 
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 訓練された精鋭部隊
 『ヴァナルガンド』を率いるのは皆さんです。
 僕たちを見事、勝利に導いてくださいね。
 
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 ……そういえば、
 あの『ヴァナルガンド』のアー写、
 オフィーリアとゴ
 【検閲により削除】が
 写ってないね?
 
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 ヘレナ……最後の最後でまた……