1980年代前半の真空管エフェクタです。
Guyatone から世界初の真空管エフェクタとされる TD-1 が先行発売されており、
TD-1 が Tube Distortion に対して、 後発のTO-2 は Tube Overdrive です。
TD-1 はすでに回路図を採取して公開しておりますが、TO-2 は TD-1 とどのような
違いがあるのかに興味があります。
今回入手した TO-2 は元箱入りでした。珍しいので撮影しておきます。

元箱だけでなく、取扱説明書も付いてきました。

さて、TO-2 本体を見ていきます。上部。

AC100V を電源としています。消費電力は 4W との記載があります。
左側面に電源スイッチがあります。

右側面。入力ジャックと出力ジャックが並ぶ珍しいレイアウト。
コントロールは2つありますが、二軸二連ボリュームが使われており、
左のコントロールは内側が GAIN, 外側が LEVEL,
右のコントロールは内側が TREBLE, 外側が BASS になっています。
裏面のネジを4ヶ所外すと回路が現れます。

中央のヒューズは 1A 。まだ電源は入れていませんが、ヒューズの
断線もなく、規定通りの 1A が付いています。
中古で入手した場合に最初にチェックする箇所です。
真空管は 12AX7。SOVTEK のものが付けられていました。
前のオーナーが交換したのでしょう。

電源トランスは ETPV-51C の型式がありました。
下に写っている白い二本の線が一次側、橙色と茶色の対が二次側です。
真空管 12AX7 のヒーター電源は茶色の線。AC 6.3V のようです。
橙色の線は B 電源用なのですが、電圧値も電流値も表示がありません。
電源基板 EPK-185-1

TD-1 と異なり、倍電圧整流回路が使われています。電解コンデンサの
耐圧が 160V, 倍電圧整流後が 350V なので、トランス自体の二次電圧は
100V 付近ではないかと考えられます。トランスのコストダウンを
計ったのでしょう。
メイン基板 EPK-185-2。片面基板。

真空管ソケットは基板用ではない通常の端子形状のもの。
ソケットの交換は苦労するだろうと予想します。
Guyatone から世界初の真空管エフェクタとされる TD-1 が先行発売されており、
TD-1 が Tube Distortion に対して、 後発のTO-2 は Tube Overdrive です。
TD-1 はすでに回路図を採取して公開しておりますが、TO-2 は TD-1 とどのような
違いがあるのかに興味があります。
今回入手した TO-2 は元箱入りでした。珍しいので撮影しておきます。
元箱だけでなく、取扱説明書も付いてきました。
さて、TO-2 本体を見ていきます。上部。
AC100V を電源としています。消費電力は 4W との記載があります。
左側面に電源スイッチがあります。
右側面。入力ジャックと出力ジャックが並ぶ珍しいレイアウト。
コントロールは2つありますが、二軸二連ボリュームが使われており、
左のコントロールは内側が GAIN, 外側が LEVEL,
右のコントロールは内側が TREBLE, 外側が BASS になっています。
裏面のネジを4ヶ所外すと回路が現れます。
中央のヒューズは 1A 。まだ電源は入れていませんが、ヒューズの
断線もなく、規定通りの 1A が付いています。
中古で入手した場合に最初にチェックする箇所です。
真空管は 12AX7。SOVTEK のものが付けられていました。
前のオーナーが交換したのでしょう。
電源トランスは ETPV-51C の型式がありました。
下に写っている白い二本の線が一次側、橙色と茶色の対が二次側です。
真空管 12AX7 のヒーター電源は茶色の線。AC 6.3V のようです。
橙色の線は B 電源用なのですが、電圧値も電流値も表示がありません。
電源基板 EPK-185-1
TD-1 と異なり、倍電圧整流回路が使われています。電解コンデンサの
耐圧が 160V, 倍電圧整流後が 350V なので、トランス自体の二次電圧は
100V 付近ではないかと考えられます。トランスのコストダウンを
計ったのでしょう。
メイン基板 EPK-185-2。片面基板。
真空管ソケットは基板用ではない通常の端子形状のもの。
ソケットの交換は苦労するだろうと予想します。