ギークハウス新潟解散エントリとニートが生活保護を受けずに暮らす方法

ご無沙汰しております。ギークハウス新潟は約12年の活動を経てこの春解散いたします
※このドメインも今月で契約が切れます。つまり半日後にはこのエントリも消えます。
理由は役割が終了したことと財産整理です。当時から私は海外に住んでいましたが一般的にどこの国の若い子も社会性や協調性をはぐぐむのに有意義だし金銭的にもメリットがあるということでシェアハウスに住むのになんで新潟にないんだろうと思っていました。隣の駅の新潟駅にはビックもヨドもあってちょっと先にアニメイトもあるんでギークハウスに向いてるかなと思い作ったような気がします。いまは新潟にもシェアハウスが大量にあるんでもう役割は果たしたかなというのと、私が旅館を買って再建したり等別の事業で忙しく手をかけられなくなったらつまらなくなっていったというのもあります。今思うと管理を不動産屋に任せて運営を僕と住民でやればよかったかもですね。でもそれだとコストが高くなり家賃も高くせざるを得なくなって住めない方が多くなるのを懸念してました。どっちをとるかは難しいところですね。


ということで物件ごと売り出しますので興味がある方は不動産屋を回ってみてください。土地の価格で売却する予定で坪20万円台後半で70坪弱あります。前述のとおり新潟駅から一駅で住宅地なのですぐ売れると思いますが。

ざっと振り返り

いろんな住民が集まって面白かったですね。ゴールデンウィークにはカレー作ってみんなで食べて。
住民は他県からの移住者がほとんど、そして個性が強い方が多かったですね。
住人の属性は超有能どこでも生きていけるタイプ少し休みに来たビギナーニートが半分を占めてました。
超有能組は就職せずともフリーランスで食っていけてましたね。本を上梓してたりね。
すげーな以外の言葉がないです。さすがギークハウスといった感じ。
ビギナーニート組も少しだらだらしてすぐに社会復帰していきました。ストレスすごかったけど新潟でのんびりしたのちお寿司が美味すぎることに気付きそのまま移り住んだみたいな。先日も新潟のお寿司がバズってましたね。

決して住みやすい場所ではないですが、食材の安さと質はわりと上のほうだと思いますね。

トマトやナスは夏になると箱で98円

※トマト「一箱」98円な

半分はニートガチ勢ですね。社会が怖い、人間が怖い、電話は出られない、面接なんてもってのほかみたいな。共同生活がいかにも向いてない、自分の身の回りのこともできない、それでも勇気出してわざわざうちに住みに来たんですよね。
とはいえ優秀な子たちに影響を受けるでもなくなじめず退去していった例が多くてとても残念です。
そして彼らがとても心配です。なぜなら実は私もそっち側だったから。社会になじめなかった典型的コミュ障だったので気持ちはわかるんですよね。

ニートが生活保護を受けずに自力で生きていく方法

ということで僕が実践してきたことなどを少しだけ書いていきます。
その前になぜ生活保護を受けないほうがいいかということ。それは二つ意味があります。
一つは生活保護含む社会保障費が増大し過ぎて日本がデフォルトするかもしれないということ。
もちろん医療費のほうが占める割合が高いですが、もし社会保障費が嵩んでどこからか削らないといけないとき、国は生活保護をなんらかの理由をつけて削ってくることが考えられます
それといわゆる無敵の人を生まないメリットが生活保護にはあるわけですが、デフォルトでみんな苦しくなってすべての人が無敵の人になりうる場合はそのメリットがなくなりますよね。
それとデフォルトしないまでも社会保障費が嵩むのを円を刷って国債を発行し対応すると通貨供給量が多くなって円安になります。一部の会社にメリットがありますが一般国民はデメリットのほうが多いかなと思います。それがもう今の日本の状態で得しない人が多くなるということです。
日本は意外と世論が通る国なので円安がひどくなると社会保障減らせという方向に世論が傾くことが予想されますが、高齢者が多いので年金や医療費よりもまず矛先が生活保護に行くのではと懸念されます。なので生活保護をあてにして生きるのはリスクが高いと思われます。
もう一つの理由は海外に行けなくなること。後述しますが私のやり方は最終的には海外で生活することを目標とします。でも生活保護だと多分パスポート取れないんですよね。これ結構痛いです。
といういことで本来生活保護の人が自力で生活するのに誰も文句がないと思いますので自分の経験も踏まえて記事にします。

ニートがまず目指すところは個人事業主

面接が無理な場合、できる仕事は結構限られます。いやー面接ほんといやですよね、心の底からそう思います。就職はバイトも含めて難しいのでまず外しましてそれ以外から一番簡単なものをチョイスすると意外と起業なんじゃないかなと思います。実際僕の場合は思い切って起業しました。これだと面接もいらないし場合によっては人と接しなくてもやっていけるからです。そして個人事業主として登録してひとり自営業をしていきます。就職だと同僚に迷惑をかけるかもしれないこっち側の人間でも起業なら気を使わなくていいので気分が楽です。
手続きは簡単です。税務署に行って個人事業主の開業届を出すだけ。これであなたも自営業です。

ギグワーカーか転売ヤーを目指せ

個人事業主になったところで何もやらなければ収入はありません。
なるべく人と接しないところを重視して業種を絞るとギグワーカーか転売ヤーがいまのトレンドかなと思います。

ギグワーカーはウーバーイーツの配達員などが今の日本ではポピュラーですが、今後増えていくと予想されます。ライドシェアのドライバーももちろんですが、宅急便の二次配達は彼らの仕事です。それと高齢化社会になると日常の買い物の配達もギグワーカーの仕事になります。人と接する機会がゼロというわけではないですが、消去法でこれがいいかなと思います。
私はタイに住んでいますが、そもそも自営業>被雇用者という考えがあるのもあってギグワーカーが多く、自営業率は5割を超えています。昼間の暑い時間帯にご飯を注文したりドンキやマックスバリュでアプリ上で買い物をしてもすぐ配達してもらえます。通販でなにか購入しても数日後にバイク便で届きます。その配達がギグワーカーの仕事です。日本もそうなっていくのかなと思います。


※余談ですが先日ライドシェア検討の件で業者が「労働者に優しくない、ワーキングプアを生む」などと見当違いの発言をされてますが、そもそもこれ系はほかの仕事ができない人がやる仕事ですから。ギグワーカーがなにかわかってるんでしょうか。

転売ヤーは文字通り転売を生業とする仕事です。品薄のものを転売するので批判されがちですが私の場合は国内のものを国内で売るのはなく海外で売ります。日本は良質なプロダクツが多くメイドインジャパンは世界各国で評価されています。海外から見てメイドインジャパンが簡単に手に入るという環境は日本に住んでいる最大のメリットです。それを活かさない手はありません。

具体的には東南アジアの大手ECサイトLazadaShopeeのアカウントを作り、出店します。
まず何を売るか、いわゆる商材探しをします。ここがほぼすべてです。一か月くらいかけて売れるものを探したらあとは公式の手順に従って出品します。売れたら発送して完了。ほぼ人と接することなく利益を出すことが可能です。コツは「売れているものを売る」です。自分の想像で売れるかなと思って出品してもまず売れません。

また自分はしてませんがaliexpressで中国から買ったものを楽天やAmazonで日本人向けに売ってる友人もいます。これも商材選びがすべてですがやってやれないことはないと思います。

新NISAを活用せよ

ある程度軌道に乗ったら次の一手です。始まって間もない新NISAですが、ニートにとっては蜘蛛の糸です。これを使って最終的には働かない方向に舵を切っていきます。
新NISAとは何かはあらゆるところで言及されていますので割愛しますが、ざっくり言うと1800万までの投資に税金がかからないということです。で我々が目指すところは新NISAだけで食っていくというところ。つまり1800円の投資の利益だけで生活するというところです。
まず個人事業主として数か月から半年程度の生活費を確保します。確定申告で払う予定の税金も。
でそれ以外のお金は全額新NISAに入れます。これをコツコツやっていきます。投資先はよく調べてください。私はベトナムが好きなので全額ベトナム関係にしますが、個別株なのかETFなのかどこの国のものにするかものすごく重要です。
5年10年かけて満額1800万円を達成したら、ギグワーカーの仕事や転売の仕事を減らします。
できれば基礎控除48万以下に収入を抑えたいです。1800万円の運用益が7%だと仮定すると126万円、基礎控除内の収入が48万円、合計174万円でこれで暮らせるなら住民税所得税は無税、年金は免除申請が可能、国保は最低限の支払いで済むはずです。

海外半移住のススメ


生活費が174万は心許ない、大半の人はそう思うかもしれませんがここで海外半移住の出番です。あまり知られていませんが節約のために海外に移住する人は世界に結構います。特に欧米人は。なので春夏の間にギグワーカーの仕事や転売を終わらせて秋冬は海外に住むことをお勧めします。なぜなら日本に住むのはコストが高いですが月4-5万円で暮らせる国はいっぱいあるからです。そして日本に住民票をのこしたまま海外に住むことは可能ですしアパートを借りるのに必要なものはパスポートと少しのお金とビザという滞在許可だけです。実際に私は10年以上前からこれを実践していますし今も家賃16000円のアパートを借り、生活費月4万円程度で冬はタイで暮らしています。
また50歳以上になると長期ビザが取れますので完全に移住することも可能です。タイは投資の譲渡益が無税なので移住してタイの株を買ってそれで暮らしている年配の方も多いです。

※タワマンでも家賃2万円台からある

以上が僕がやってきたことと新NISAを併用するプランになります。なんとかできなくもないと思いませんか?できない理由を探したらキリがないですが、できそうな道を探していくほうがよっぽど楽しいですよ。
所詮人生なんて自己責任のライフハックゲームですから。ニートに幸多からんことを。