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内戦が続く中東シリアからの留学生らが、岩手県陸前高田市を舞台に、東日本大震災の被災と復興の過程を紹介するドキュメンタリー映画の製作に取り組んでいる。日本が成し遂げた自然災害からの復興を、祖国の戦災からの国家再建に生かすことができるのでは、と考えたのがきっかけだ。(久保健一)
製作しているのは、いずれも東京都府中市在住のシリア人、ムハンマド・マスリさん(35)と、マハムード・ベカスさん(35)。マスリさんは2011年に始まった内戦で隣国レバノンに逃れた後、日本への留学が認められ、18年に来日。現在は早稲田大大学院の博士課程で平和構築論を学ぶ。ベカスさんは、17年に留学のため来日。東京外語大で学んだ後、現在は東京を拠点に映像ジャーナリストとして活動している。
ドキュメンタリー映画の撮影は「日本の歴史から何か学ぶことはないか」とマスリさんが発案したのがきっかけとなった。知り合いだったベカスさんにマスリさんが撮影を依頼し、第1作として、原爆を投下された広島の復興過程を追う作品を今年4月に制作。第2作はテーマを「東日本大震災からの復興」に決め、6月20、21日に陸前高田市で取材と撮影を行った。
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