不動産売買の「手付金」名目で大手住宅メーカーから現金1億円をだまし取ったとして、会社役員の男が逮捕されました。

詐欺の疑いで逮捕されたのは、不動産会社の役員・沼野忠裕容疑者(45)で、実際には関与していない土地の取引について、「『手付金』が必要だ」とウソをつき、大手住宅メーカーから現金1億円をだまし取った疑いがもたれています。

警視庁によりますと、沼野容疑者は「土地を4億で買い、5億2000万で売却する取引がある。5000万の利益が見込める」などと言ってだまし取り、自身の債務の返済などに充てたとみられています。

沼野容疑者は「だましたことは一度もない」と否認しています。