神社にプラモデル?プラモデルの街 静岡市
静岡市にある久能山東照宮。家康の遺体を最初に安置し、神としてまつった、最古の東照宮です。
この境内で、松本潤さんは、意外なものを目にします。
松本さん
プラモデル?プラモデル?
姫岡さん
神社にプラモデル不思議ですよね?
松本さん
不思議ですね。ちょっと何というか、ミスマッチというか。
姫岡さん
そうなんですね。実はですね、家康公とプラモデルは関わりがあるんです。
松本さん
え!?
静岡市は、プラモデルの出荷額が全国で1位。
多くの企業が本社や工場を置く、"プラモデルの街"としても知られています。
プラモデルと家康の関わりとは?
プラモデルと家康の関わりを探るため、松本さんが訪れたのは、とある町工場。
松本さん
こちらは何をやっている工場になるんですか?
プラモデル会社 社長 青嶋大輔さん
プラモデルの金型(かながた)を作っている工場です。
松本さん
金型?
プラモデル部品の基となる金型。
製作工程のほとんどは機械で行いますが、最後は職人が手作業で仕上げていきます。
松本さん
何年やられているんですか?
金型職人 赤堀晋平さん
63~4年
松本さん
63,4年!?お元気ですね!
赤堀さん
プラモデルの最初からを知っているからさ。当時は機械もないじゃん。だもんで、こう手作業でさ。
松本さん
その当時は、一個ずつパーツ作るような感じだったんですかね。
赤堀さん
どっちかといったら。
松本さん
それもすごいですね。
青嶋さん
金型の製作工程っていうのは、とても細かい作業なんですね。かなり腕利きの質の高い職人さんじゃないとできない作業でして。家康公が駿府の地にいたことによって、腕利きの職人が駿府の町に集められて、その流れで今こういった技術が受け継がれている。
松本さん
今なお受け継がれている。
家康が暮らした静岡には、寺社仏閣の造営や改修工事のため、全国から優秀な職人が集められました。
この木工技術が磨き上げられる中で、生まれたものが、木製の模型。
その後、模型づくりの技術が普及・発展し、今のプラモデルへと、つながったというのです。
青嶋さん
家康公がいらっしゃらなかったら、こういった木工技術や、静岡のものづくりがなかったんじゃないかといっても過言ではないですよね。
松本さん
もしかしたらプラモデルや、そういうものがこの地で今、栄えてないかもしれない。そんなところでも(家康公と)つながるってすごいですね。いろんなところでつながりますね。
青嶋さん
ほんとに偉大な方だと思います。
久能山東照宮
JR「静岡駅」からバス「日本平ロープウェイ」下車、山頂より日本平ロープウェイ5分
日本平久能山スマートインターより日本平山頂、山頂より日本平ロープウェイ5分
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物語は、東海から。
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【公式サイト】
久能山東照宮 宮司 姫岡恭彦さん
こちらにプラモデルがあるんですけど。