「ロッキンf 復刻プロジェクト」で扱っている「044 Orange Clash!」は
Orange Squeezer のクローン。
コンプレッサーに馴染みのない私には作ってみたものの調整が妥当か
判断が難しいものでした。正しく動作してるのか、なんかモヤモヤ。
プリント基板を 2N5457 バージョンと 2SK30A バージョンの2種類を
作成したものの、モチベーションが上がらず放置したままになっています。
モヤモヤするんだったらオリジナルと比較すればいい、というわけで
入手しました Orange Squeezer。日本製のバージョンのようです。
正面操作パネル。
"SQUEEZER" ロゴの左に小さな穴があり、LEVEL 調整ができるように
なっています。
背面。
"Made in USA" の印刷がありません。左下にはギターへの接触防止の
ゴムのクッションが付いていたであろう丸い接着剤痕があります。
あります。このケースが Orange Squeezer 専用なのか汎用品なのかは
不明です。
基板を取り出してみます。
DIP ではなく、ピン配置に沿った丸いフットプリントになっています。
壊れて交換が必要な場合は面倒なことになりそう。
JFET はオリジナルの 2N5457 ではなく、2SK30A-Y。
フィードバック回路の整流ダイオードは Ge ダイオードの 1N34 ではなく
Si ダイオードの 1S1588。
4.7uF 16V のタンタルコンデンサが4つ使われています。
基板裏面のパターン。
型式らしい"SO-5M" の文字。
ハンダ槽を使って作成された基板のようです。
ケース側の部品
SPDT スイッチはフジソク製。
背面パネルに書かれている黄色いワイヤと青いワイヤがスイッチに
接続されています。ギターではなくアンプの入力ジャックに取り付けて
使用するにはこの二本の線の接続を入れ替えろ、ということ。
回路を探ってみるとロッキンf の「044 Orange Clash!」の 2SK30A
バージョンの回路とほぼ同じ。
回路構成は頭に入っていたものの、先入観を排するためにちゃんと
回路を追って回路図を手書きしています。回路図を採取する作業に
ついてはこれまで言及していませんが、こんな図を作ったあと