販売しているブランドが違っていても中身はそう変わりは
ないだろうと正直タカをくくっておりました。
背面を見てみます。

おや? AC117V ?
モデル名は MA-12CU。MA-12C だと思っていたのですが、末尾に U が
付きます。輸出仕様なのでしょうか。
ケースを開けてみて気づいたのがスピーカー。防磁タイプです。

MA-12AV で使われていたものと同じ PD-10328A (6Ω)。
ということは回路も MA-12AV と同じか?

基板には BOSS のロゴがあります。基板の半田面のパターンを見てみます。

う〜ん。 MA-12AV と全く同じですね。
基板上で違うところと言ったら M5218L (8pin) の変わりに uPC4570HA (9pin)
が使われていることくらい。uPC4570HA は 1pin と 9pin が V+ 電源に
なっており、5pin (V-) で左右対称のピン配列になっています。
これは uPC4570HA を逆向きに接続しても正常に動作する配列で、
この基板では 1pin (V+) を使用しないで 2pin 以降を使っています。
回路図では uPC4570HA の 1pin が output になっていますが、回路図中の
ピン番号は M5217L などの一般的なものとの互換性のために敢えて
ピン番号を1つずらして表記しています。
MA-12AV との大きな違いはパワーアンプ IC。

MA-12 や MA-12AV では製造終了品の uPC1238 が使われていました。
MA-12CU では TDA2030A が使われています。
改造や修理がされている形跡がないので工場集荷時に TDA2030A が
搭載されていたのだろうと思います。
MA-12 の記事の中で uPC1238 の代わりに TDA2030 が使えないかと
いうことを書きましたし、 MA-12AV では TDA2030 に取り替える実験を
して正常に動作することを確認しました。
今回、MA-12CU で TDA2030A が使われているのを見て、妥当な考え
だったんだと納得すると同時に、MA-12 シリーズの修理の可能性が
広がったと思いました。
ないだろうと正直タカをくくっておりました。
背面を見てみます。
おや? AC117V ?
モデル名は MA-12CU。MA-12C だと思っていたのですが、末尾に U が
付きます。輸出仕様なのでしょうか。
ケースを開けてみて気づいたのがスピーカー。防磁タイプです。
MA-12AV で使われていたものと同じ PD-10328A (6Ω)。
ということは回路も MA-12AV と同じか?
基板には BOSS のロゴがあります。基板の半田面のパターンを見てみます。
う〜ん。 MA-12AV と全く同じですね。
基板上で違うところと言ったら M5218L (8pin) の変わりに uPC4570HA (9pin)
が使われていることくらい。uPC4570HA は 1pin と 9pin が V+ 電源に
なっており、5pin (V-) で左右対称のピン配列になっています。
これは uPC4570HA を逆向きに接続しても正常に動作する配列で、
この基板では 1pin (V+) を使用しないで 2pin 以降を使っています。
回路図では uPC4570HA の 1pin が output になっていますが、回路図中の
ピン番号は M5217L などの一般的なものとの互換性のために敢えて
ピン番号を1つずらして表記しています。
MA-12AV との大きな違いはパワーアンプ IC。
MA-12 や MA-12AV では製造終了品の uPC1238 が使われていました。
MA-12CU では TDA2030A が使われています。
改造や修理がされている形跡がないので工場集荷時に TDA2030A が
搭載されていたのだろうと思います。
MA-12 の記事の中で uPC1238 の代わりに TDA2030 が使えないかと
いうことを書きましたし、 MA-12AV では TDA2030 に取り替える実験を
して正常に動作することを確認しました。
今回、MA-12CU で TDA2030A が使われているのを見て、妥当な考え
だったんだと納得すると同時に、MA-12 シリーズの修理の可能性が
広がったと思いました。