00年代のアンプだと思います。
2008年頃、まだ現行機種のころに入手したことがあります。
クリーントーンが美しいアンプで、現行の Pathfinder 10 より
音に厚みがあるので気に入っています。
トモ藤田氏の「耳と感性でギターが弾ける本」(リットー・ミュージック,2010)
の pp. 29 で練習時のアンプとして Pathfinder 15R を推奨しています。
この本の少しあとに製造終了になったと記憶しています。
上面のコントロール
TREMOLO DEPTH, SPEED, REVERB, POWER スイッチと並びます。
近年のアンプに珍しく TREMOLO が付いています。
背面
製品ラベル(銘板)の下にジャックが4つ配置されています。
左から HEAD PHONE, EXT SPKR, LINE OUTPUT, FOOT SWITCH。
FOOT SWITCH はステレオジャックになっており、REVERB とTREMOLO の
ON / OFF を切り替えることができます。
ステレオプラグの Tip が REVERB, Ring が TREMOLO のコントロールに
それぞれ接続されるようになっています。
背面パネルを外します。
吊り下げられるように配置されています。
左下が電源トランス GT0206, 中央に4つのジャックを搭載した基板、
右下にリバーブユニットが設置されています。
"HEAVY DUTY LOUDSPEAKER" の記述がありますが、入力インピーダンスや
出力等の記述がありません。
基板半田面
基板部品面
使用 OP アンプは NJM072, NJM062, CA3080, NJM4558。
パワーアンプは TDA2030A。
CA3080 (中央) はトランスコンダクタンスアンプで、外部入力から
ゲインをコントロールできる OP アンプ。
ここでは TREMOLO の変調に使われています。
リバーブユニット。[600-2.2k] の記述があります。
おそらく入力インピーダンス 600 Ω、出力インピーダンス 2.2kΩ ということを
示しているのでしょう。